第76話 逢えてよかった
ソファに促された俺、ファリオンはソファに腰掛け目の前にいるリヴィアに視線を向けると優しくもどこか儚げがある笑顔で俺を見ていた。俺は思わず…視線を逸らしてしまうがすぐに目線をリヴィアに戻すと、なぜかまた嬉しそうな雰囲気をリヴィアはしていた。
(なんか、変わってるようで…変わってないな)
そう心でクスッと笑ってしまうとそれが表情に出てたのかリヴィアはじっ…と俺を見たあとつぶやくように真面目に言った。
「なんか…ファリオン、ほんとかっこよくなったよね…!」
まるで羨望の眼差しを向けるようにへにゃりと笑うリヴィアに俺はその視線が出会った時の視線と似てて…胸がぎゅ、と締め付けられるような感覚がし思わず口を滑らしてしまう。
「リヴィアも…その、かっこよくなったと思う」
そうしどろもどろで伝えるとニコって笑ったリヴィアは今まであったことを話し始めた。
「ここ数年くらいファリオンに会えなかった間僕めちゃくちゃ頑張ったんだよ?父様の手伝いだったり勉学や作法とか……」
昔のような声色と表情で語り出すリヴィアに俺は懐かしさで口角がゆっくりと上がるのを感じるが今はこのひとときを楽しもうって思いながらリヴィアの話を聞いた。
★★★★★★
──リヴィアと俺の話をしてると気づけばお昼も過ぎ、夕方になっていた。
「あ、もうこんな時間か…」
「そうだね…」
また少しの不安が心にまとわりつく気配がしたが、外向きの顔で外に出ようとしたらリヴィアがどこか…悲しげな表情で俺に言った。
「ファリオンさ。1年後には…っ、僕の側近になれる…?」
そう、少し下にあるリヴィアの瞳がほんのり潤んでるのが見えた俺は袖を軽く掴んでるリヴィアに言う。
「うん。なれるよう頑張るから…リヴィアも頑張れ」
その瞬間──、リヴィアは今まで見た事ないような優しくも儚く…でも淡い笑顔で頷き掴んでいた袖を離し机へと向かった。
(あぁ。絶対…リヴィアの側近になろう。この人は俺がそばに居たい)
心の奥の奥の方でぐっ…と何かが熱くなるような感じがしたが、それが決意だとわかり私は外向きの笑顔でリヴィア様に伝えた。
「それでは」
一言残し、パタリと扉を閉めると近くには案内してくれた騎士がいたためその騎士に連れられ私はミセーラ侯爵家へ向かう馬車の元に向かった…。
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