第73話 手紙
───気づけばまた数ヶ月が経った頃。
私、ファリオンはリヴィア様からもらった眼帯の魔道具を上手く使いこなせるようになり、前まで眼帯触れなければ心の声が視えることは無かったが、今では必要な時に魔力を眼帯に注げば心の声が視えるようになるのを取得した数週間後、ミセーラ侯爵に呼ばれ執務室に入ると…ミセーラ侯爵は笑顔で出迎えてくれた。
「悪いねファリオン、急用が君宛に来ててね…」
そう優しい笑顔で話を切り出したかと思えば、一通の手紙を私に渡してきた。…そこには、王家の紋章が刻印されており私はそっと中身を開くとそこには……
『やぁファリオン、元気にしてる?僕は最近色々大変で、もう何もしたくなくて嫌になってきてるよ…。ところでファリオンは最近頑張ってるらしいね、僕が忙しくて会えなくて寂しいかな?まぁファリオンならそんなことないか。それでねファリオン、よかったら王宮に遊びに来てくれないかな?僕疲れすぎて倒れちゃうから長年会えてないファリオンと話がしたいんだ。予定は三日後、待ってるね!』
手紙には出会った時と変わらない温かさと優しさが残っていたが、どこか私を頼ってくれてるみたいでわずかに笑みが零れる。
(ほんと、この人…おれに断らせる気ないな?てか、この人はなんで寂しいってわかったんだ…?)
心の中で自傷気味に笑いながら疑問も湧くが久々に会える喜びで表情に出なくなっていた感情が、わずかに目元が優しくなるのがわかるもすぐに無表情に戻り、その手紙を大事に封筒にしまったあと、ミセーラ侯爵に淡々と告げる。
「リヴィア様から三日後王宮に来て欲しいと、手紙に記載してありました。ミセーラ侯爵、これは王家の命でもありますので行かない選択はないかと思もわれます、ですので行ってもよろしいでしょうか?」
少し声のトーンが上がってしまうのが自分でも分かるが、気にせず続けて言うとミセーラ侯爵は目をぱちくりさせたあと笑顔で了承してくれた。
(よしっ!これで久々にリヴィアに会える…!)
心は暖かい感情と楽しさでいっぱいだが、表には出さず私はスっと礼をし執務室を後にし、次の作法の部屋へと向かった。
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