番外編3 アルの惚気
────これはまだ、アルが傷心中の時のお話
「…なぁシル。カラムって可愛くないか??」
ふわりと香る紅茶を1口飲み込んだ僕、シルは散々カラム様の惚気を話したかと思えばまた何を考えたのか、真剣な表情で僕の目をじ…と見つめて言うアル様は僕の反応を伺ってるようで少し、考えたあと僕は素直に口を開く。
「お綺麗な方だと思いますよ」
出会った時から思ったことを述べた僕にアル様は眉を歪ませては不機嫌そうな顔で僕に言う。
「綺麗なのは知ってるが、綺麗ってより可愛い方があってると思うんだよなぁ」
「…そうですか」
声のトーンを少し落としながらしみじみと言うアル様に僕はまだ終わらないかと思いながら返事をすると、それがアル様の心に火がついたのか目をきらりと光らせては語りだした。
「いやな?クロエは論外として……俺以外の前だと大人っぽくて冷たいだろ?」
「そうですね」
……確かに、カラム様は姉さんの前だと誰よりも優しいのに他の人になると冷たい感じはあるのはわかる
ふと、思い返して見るとカラム様の淡々としたお姿しか見たことがなかったため不思議に思いながらアル様に返事をすると、ドヤ顔で語り出した。
「それがな!俺の前だと気を許してるのかいつも1人でやるカラムが頼ったり甘えたりしてくれるんだよ!これ、すごく可愛くないか!?」
「…そうですね」
熱量高く語るアル様に僕はいつもの事だと割り切り、上手く流そうとするもアル様はそこからまた語り出した。
……これ、いつ終わるんだろ。僕やりたいことあるのに
そんなふうに思いながらこの惚気を聞くことになると思うと引け目を感じてしまうが、王子という立場上…多くは語れないアル様の話は貴重だから聞く耳をたてようと思うが。そんなアル様が僕を呼んで話すことはほぼほぼカラム様の話なのだから少し気が緩んだ返事をしてしまう、
────そして案の定僕は夜までアル様のカラム様溺愛話を聞かされた。
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