第64話 突然の街騒動
────街中が騒然とするなか私は震える体を抑えるように深呼吸をしゼファーとアイリー、シオンさんとリヒトさんに告げる。
「皆さんは避難誘導してください。私は飛水龍を倒してきますので」
いつもの声よりワントーン低めに告げると4人はどこか不安げな瞳をしながらも頷き各々街の人を避難誘導していった。
……よし。これで自由に動けるわね
心の中で決意を固めた時、遠くにいたはずの複数の飛水龍が私の気配を感じとったのか淡い水色の尾ひれを地面にドンッ!…と叩き付けこちらに近づいてくるのに私は近くの裏路地まで行き、飛行を使い近い建物の屋上に飛び上がっては龍雷を尾ひれにある核に目掛け落とした。
「ウギャャァアアァーー?!!?!」
そう、飛水龍の死ぬ声が街に響き渡り飛水龍は核を壊された影響で灰となり消えてゆくのを見た私はホッとし、屋上から降り街へと戻ると既に避難誘導を終えたゼファーが走って私の元に来てはぎゅっと抱きしめてきた。
「え、ちょっ!!ゼファー!?」
私は慌てて引き離そうとするもゼファーは抱きしめる力を込めか細い声で私に言った。
「ごめん、少しだけ」
「………」
その瞬間、私は心配かけたのだとわかり少しの罪悪感が心にまとわりつきゼファーの背中を優しくさすりながらゼファーに言葉をこぼす。
「ごめん、もう心配かけないわ」
少し声のトーン落とし優しく告げると、ゼファーは私から離れなぜか顔を赤くさせては自身の手で顔を覆い頭を抱えていた。
「?…ゼファー、どうしたの?」
「いや。なんでもねぇよ」
そうは言うが目が泳いでいるゼファーに私はクスッと笑い笑顔で頷くとシオンさんとリヒトさん、アイリーが私の名前を呼びながら私の元に来た。
「さすがクロエだが、危険なことはするなよ?それしても飛水龍が街中に現れるなんてそう無いことなのにやっぱカラトリック厄災が近づいてるからか……」
どこか遠くを見て言うシオンさんに私たちも飛水龍がいた場所を見つめる。避難した街の人が復旧作業に戻っているのにどこか不穏な影がある気がして少し落ち着かないでいた。
その時───、アイリーが思いついた声で笑顔でシオンさんの服を引っ張っては告げた。
「シオンさん!クロエの弟のシルがね、ルミナスブルーに入りたいって言ってたんだ!!」
にこにこと笑顔で告げるアイリーにシオンさんはハッ!と思い出したかのように少し大きめの声で言った。
「そうだった!!忘れるとこだった……アイリーありがとな」
優しく笑顔でアイリーの頭を撫でて告げるシオンさんに私は慌ててシオンさんに聞いた。
「え、シルも私たちのパーティーに加わっていいんですか!?」
声が少し上ずってしまうが、気にせずシオンさんに聞くとあっけらかんとした表情をしたあと笑顔で頷いてくれて私は胸の中がじん…と温まる感じし深くお辞儀をした。
「…本当に、ありがとうございます」
「おう!」
私がお辞儀したのにシオンさんはニカッ…と笑顔で答えてくれて本当にゼフィールに来てよかったと思えるほど最近はすごく心が満たされるのを感じた。
────新たなメンバーがルミナスブルーに加わり冒険者として充実した生活を送る一方……裏ではクロエを狙う者がいるのに気をつけなければ行けない日々を過ごすことになってしまうクロエたち、一体この先何が起こるのだろうか……
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