第63話 ブラックネイト
────朝日が真上に昇り窓からの日差しが私たちを照らすなか、ふわりと香る紅茶の1口飲みこんだ。
……シオンさん、何かあったのかしら?
そう。私はゼファーとアイリーと共にシオンさんから呼ばれギルド室にいるのだけど、シオンさんはまだ来てなかった。
「…遅いな」
眉間に皺を寄せながらつぶやくゼファーに隣にいたアイリーが私の裾をキュッ…と握った腕は震えていて私はそっ…とアイリーの手を握った。
「大丈夫よ」
安心させるよう笑顔でアイリーに言うと、うるっとした瞳をしたあとこくりと頷きシオンさんが来るだろう扉を私たちはじっと見ていた。
★★★★★★
あれから30分経った時、ドタバタと外から走る音が聞こえてはバンッ!!…と扉が開き私たちは慌てて扉の方に視線を向けると、そこにいたのは汗だくで呼吸が荒いシオンさんだった。
「はあ…っ、…はあっ……、クロエ……おま、っ……!!」
汗を拭きながら途切れ途切れに言うシオンさんに、横にいたリヒトさんがすぐさま扉を閉め防音上位魔法と展開した瞬間─!大声でシオンさんは告げた。
「ブラックネイトに狙われてるって本当か!!?」
「……え?」
そう慌てて告げるシオンさんに私は意味がわからないでいると、それに気づいたシオンさんはハッとした表情をしたあとすぐに席に座り、申し訳なさそうに私たちに謝った。
「すまん、急に大声だしてびっくりしたよな…?先程リヴィア様から色々聞いた時もしかしたら、ブラックネイトが関わってる説があがって会議が終わってすぐこの場にきたんだが……無事でよかった」
シオンさんはホッとした表情をし、優しい笑みを浮かべながら私たちに言ったが……ブラックネイトという単語に引っかかりを覚え私は目の前に座るシオンさんに聞いた。
「あの、ブラックネイト……ってなんですか?」
恐る恐る聞く私に気づいたシオンさんは隣に座るリヒトさんの顔を見たあと、リヒトさんが頷き口を開いた。
「……ブラックネイトっていうのは古くから語り継がれる組織の語り名です。その組織は陰謀や国家厳守魔法に誘拐など…この国が禁止としている行為を全てする悪の組織なのですが、その幹部や黒幕はここ百年と姿がわかっていなく、捕らえられてないんです」
その話を聞いた私とゼファー、アイリーはゾクッ…と背筋に悪寒が走る感じがし顔が強ばっしまう。
……そんな人達がまだ捕らえられてないなんて。しかもその人たちが私を狙ってるってシオンさんは言ってたけど、なんでなの?
心と頭に入ってくる情報が多いが上手いこと整理し深呼吸をした。その時シオンさんがため息を吐いたあとイラついた声色でつぶやくように言い放った。
「なんでよりにもよってクロエなんだよ。……クロエ気をつけろよ?ゼファーとアイリーもだ」
ピシッと真剣な瞳でシオンさんに言われた私たちは震える指先を抑えながらこくりと頷いたその時だった────!!
「ウガォァァアーー!!!!」
───そう、窓の外から魔物の声がしリヒトさんが防音上位魔法を解除し、慌てて私たちがギルドの外へ出ると、悲鳴をあげパニックになっていてる人たちが走って飛水龍から逃げ出していた。
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