第60話 夜会と暗がりの部屋
「…そーいやクロエどこ行ったんだ?」
俺、ゼファーはリヴィア様たちと近況報告というな名の雑談をしていた時。ふとクロエの気配が無くなったのに気づいた俺は辺りを見渡すもクロエの姿は見えなかった。
……まさか、変なやつに攫われたとか!?
俺は焦ってしまい、すぐにこの場から探しに向かおうとしたらリヴィア様が思いついたかのように口を開いた。
「先程クロエさんはリオール嬢と出て行きましたよ?」
「…は?」
リオール嬢……って、確かすごく無口で俺が話しかけても愛想良くなかったヤツだよな?なんでそんなヤツがクロエと一緒に…?
心の中で黒いモヤが広がっていくのを感じたが、すぐに首を振りリヴィア様になぜクロエと一緒に出たことを問いただすも首を傾げるのみだった。
……まぁ、大丈夫か。帰ってきた時聞けばいいし
俺は少しの不安が頭によぎるが"大丈夫"と思いながらリヴィア様たちとの会話を続けた。
★★★★★★
────これは少し前のお話。
明るい夜月がこの暗がりの部屋を照らすなか俺ルイはあのローブの女に連れられこの場に来たのだが……すごく気味が悪いとこだった。
「……クソっ!ここ、どこだよ!!」
バンッ!!と壁を叩くも意味がなく、何日ここに閉じ込められてるのかわらかないでいたところ……扉がキィ…と開き、そこには俺を牢から出したローブを着た女がいた。
「お前ここから俺を出せっ!!俺は王子だぞ!?」
そう目の前にいる女に抗議をするも女は何も言わずただため息を吐いたあと、口を開いた。
「アンタ。今の状況分かってないようね?」
「は…?」
「うるさいから特別にアンタを先に使うわ」
「な、なにを───っ!!?」
その瞬間───、目の前が真っ暗になり気づけば目の前にいる女の声だけしか聞こえなくなっていた。
「ふふっ、これでいいわ。ねぇ…ルイ、クロエという女をここに連れて来て欲しいの。いいかしら?」
俺を惑わす妖艶な声で言う女は俺を抱きしめながら言うのに俺はなぜかクロエという女をこの人の為にここに連れてこなければという衝動が湧き上がってきた。
……あぁ、この人は俺を唯一わかってくれる人だ。こんな俺にも恵をくれた人なのだから
そんなふうに思い笑みを浮かべ頷くと女は楽しそうに笑ったあと俺に言った。
「ならその時がきたらまた来るわね」
女は俺の目に手を置いた瞬間、暖かいものが流れ込んできて視界が真っ白になりそのまま俺は床に倒れ込み気づけば瞼を落としていた───。
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