第57話 夜会への招待状
投稿一時間遅れてすみませんでした…!!
────そして月日が経ち、気づけば王宮のお泊まりが終わりの日になっていた。
「クロエ可愛いー!!」
「姉さん。素敵だよ」
そうアイリーとシルが私の姿に驚いた表情をしながらも柔らかい笑顔で言うから私も笑顔になりながら2人に伝える。
「ありがとう。シルもアイリーも素敵よ?」
2人の頭を優しく撫でたその瞬間───、扉が開いたかと思えばそこには清楚姿のゼファーがいた。
……な、なんか。目が合わせられない!
私はふいっと視線をゼファーからズラすとにやりとした表情をしたゼファーが私に近づき口を開いた。
「クロエ、どうしたんだ?」
……ゼファー、絶対楽しんでるわっ!!
私はごくりと唾を飲み込みながらも、そらした目線を合わせ笑顔で言う。
「なんでもない!…ほら、そろそろ行かないと遅れるわ!」
「…だな」
そして私、アイリー、シル、ゼファーはリヴィア様からお呼ばれしたウィザードベスニアの方々が集まる夜会へと向かった。
★★★★★★
私はゼファーにエスコートされ、シルはアイリーをエスコートして会場に入るとそこには……!!
────ウィザードベスニアのバッチを付けた4人組とリヴィア様にラヴィア様、ファリオン様。アル様にカラム様がいた。
……すごい、こんなに豪華な人達が1度に集まるなんてそうそうお目にかかれないわ。
心で歓喜していたところリヴィア様が私に近づき笑顔で礼をした。
「心よりお待ちしておりました、クロエさん」
ふにゃりとした笑顔で言うリヴィア様に私も笑顔で礼をする。
「こちらこそ、ありがとうございます」
ふわりとドレスを舞わし笑顔で応えるとその場いた全員がなぜか目を開くがすぐに笑顔になった。
……なんだったのかしら?
そんなふうに思っていたところ、リヴィア様が口を開き並んでいる4人組を紹介してくださった。
「こちらの方は王宮魔法師団長ルセア・ミクスさんです」
そう手を差し出してくれたのはマリンブルーの瞳と髪をした背の高い男性で優しい笑顔の方だった。
「私はゼファーを育てた師匠なんだ。よかったらゼファーのこと色々聞かせてね?」
「はい」
私はその手を握り返すとにっこりとした微笑みを浮かべたのにどこか母性みを感じ不思議に思ったけど、リヴィア様は気にせず隣にいる方の自己紹介をした。
「こちら方は魔道具研究長のリオール・カミュラさんです」
黒縁四角メガネを付けた藤色の髪と瞳をした女性は言葉を発さずただぺこりと頭を下げるだけで、私は気にせず礼をしたがどこかきらりと光る瞳をもっていた。
「こちら方は王宮薬師ルディアーノ・ソルティエさんです」
千草色の瞳の女性は2つの三つ編みを下に流しながら結っていて、大人しそうな印象を受けたがきらりと目を光らせ私の手をぎゅっと握っては早口で喋った。
「クロエさんって薬草が好きなのよね!?ならあとで話しましょ!!」
「え?…はい」
私は勢いと圧に負け頷くにっこりとした笑顔で頷くソルティエさんに胸がきゅんっと高鳴った。
「最後にこの方王宮図書の司書シア・サフィアさんです」
その名前を聞いた瞬間───。私は思わず二度見をしたが、明らかにあの時のルビーの髪に薄緑の瞳をした笑顔に違和感がある男性がいた。
「こんにちは。クロエさん」
また笑顔に違和感を感じるが私は首を振り笑顔で礼をし、この前のことのお礼を伝える。
「この前はありがとうございました。仲良くしてくださると嬉しいですわ」
私がそう言ったとき、サフィアさんの目が揺れた気がしたのを私は見逃さなかった。
────そして、全員の自己紹介が終わってからリヴィア様がパンっ!と手を叩き皆に告げた。
「それじゃあ、クロエさんがウィザードベスニアになったこの夜を楽しみましょうか」
リヴィア様が儚げな笑顔で言ったその後、私は席へと案内されたが、この先何が起こるのかわかんないでいた…。




