第54話 馴れ初め
────クロエがリヴィアと対談してる間。カラムはゼファー、アイリーを呼び出しお茶会という名のクロエの近況を聞き出すことをしていた。
ボク、アイリーはカラムさんから呼ばれてゼファーと一緒にお茶会?っていうお話できる場所来ていた。
「ゼファーさん、アイリーさん。もしよければクロエとの馴れ初めを聞いてもよろしくて?」
そうカラムさんはボクたちに笑顔を浮かべながら言った時、ゼファーは飲んでいた紅茶を吹き出しむせこんでいた。
「ゼファー大丈夫!?」
ボクはゼファーの背中をさすりながら聞くけど、なぜかゼファーの耳はすごく赤くなっていてどうしたらいいかわかんないでいると、ゼファーは落ち着いたのかボクの頭を優しく撫でながらこくりと頷きボクは安心して笑顔に戻ったら、カラムさんがクスっと笑いながら口を開いた。
「ゼファーさん、そんなに動揺してどうしたのです?わたくしはただクロエとの馴れ初めを聞いただけですが……もしかして、やましいことでもありましたの?」
「ないですよ!?」
ゼファーは頬を赤くさせながらカラムさんに慌てて言うのにボクはハテナを頭に浮かべていたらゼファーが咳払いし、口を開いた。
「俺がクロエに出会ったのは久々のセルズの街を探索してた時、地図を開いてたクロエに会ったんです。そこから色々あって冒険者を一緒にすることになったんです」
「…そうなのですね。アイリーさんは?」
そう微笑みを浮かべるカラムさんにボクは目をキラリと光らせ前のめりになって笑顔で話す。
「ボクはね、家族から捨てたれた時にゼファーとクロエがボクを見つけて助けてくれたんだ!!それがね、ボクには嬉しくてこの人達はボクの神様だ!って思って助けたいー!って思ったの!」
にこにこして話すボクに、なぜかゼファーとカラムさんは眉をよせたあと、カラムさんが口を開いた。
「……家族に捨てられた、っというのは?」
ほんの少し声のトーンが低くなったカラムさんにボクはきょとんとするが、すぐに笑顔になりながら今まであった話をする。
「ボクね、猫人族特有の霊力がないんだ。猫人族はティエンシー様っていう精霊王の方のご加護を受けて霊力が使えるようになるの。ボクは、双子の兄のリリックからよく暴言吐かれてたんだけど、友達がいたからなんとなったんだ」
「……でもね、霊力とご加護が使えるかの儀式の時にボクが使えないことがわかってから、家族の扱いが酷くなって小屋に閉じ込められてから最期、死ぬかもしれなかったんだ。その時クロエたちに出会ったんだ、だからボクからしたら神様なんだ!」
ボクは今まであったことを話すとなぜかカラムさんは複雑そうな雰囲気を纏っていたけど、隣いたゼファーがボクを引き寄せぎゅっと抱きしめて絞り出すような声色で僕に言った。
「……大丈夫。俺らはアイリーを捨てたり離すつもりはないから、もう独りで抱えるな」
───そう、ゼファーが言ってくれたのにボクはなんでか涙が溢れてきてしまいゼファーの背中に抱きつきながら声を出しながら泣いてしまう。
そんなボクを暖かく見守る2人にボクは安心してしまい、気づけば涙が落ち着いた時寝てしまっていた。
★★★★★★
アイリーが寝た頃、俺ゼファーはアイリーを抱え部屋を出ようとした時。一緒にお茶会をしたカラム様が真剣な表情で口を開いた。
「ゼファーさん。どうかクロエのことをよろしくお願いしますね?あの子は独りで抱え込みやすいので……」
そう、大事なものを手放す覚悟を持った瞳で言うカラム様に俺はグっ、と胸が締め付けられる様に感じながらも少しの沈黙後……口を開いた。
「大丈夫です。俺がそばにいますので」
ニカッ─と笑ってみせるとカラム様は安心したのかクロエに向ける微笑みでぺこりと頭を下げては俺に告げる。
「ゼファーさんの恋が実ること応援してますわ」
「え…?」
そう、にやりと笑ったカラム様に俺は動揺を隠せずいるとクスッと笑ったカラム様は俺に早くアイリーを寝せてあげてと伝えられそのまま俺は部屋から出された。
………はぁぁあ!!?これ、気づかれてんじゃん!!
俺は顔が赤くなるのを片手で隠しながらもう片方の腕でアイリーを抱えるがどうも心臓がバクバクして落ち着かないでいる。
……落ち着け、大丈夫。大丈夫だ
そう俺は自身に言い聞かせたあと、すぐにアイリーが使う部屋へと向かうが……すれ違う人が不思議そうな顔色で見てくるのにまた恥ずかしさを覚えてしまった────。
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