第48話 夜の出来事
パタン───と閉まった扉の音が部屋に響き
渡り俺、アル・スチュワードはため息を吐きながら顔を覆い天井を見上げる。
……まさか、アスティアンの事が外部…しかも、危険人物に漏れ出てるなんて聞いたら父上、なんて言うんだろうな…笑
苦笑混じりな笑顔を浮かべると、隣にいるリヴィアが真剣な表情をしながら口を開いた。
「……かなりまずいことになりましたね。恐らく狙いはクロエさんとシルさんだと思いますけど……、無詠唱の使い手だと詠唱使いには秒数の差ができてしまうので護衛も難しいですよね」
「そうだな。んー、どうすっかなぁ……」
眉間に皺を寄せながら腕を組み、いい作はないかと唸っていた時───。隣にいたリヴィアが口を開いた
「そのことでしたらあの方々に1度クロエさんが会ってみるのはどうですか?」
「……確かに。いずれ会うことになるなら先に会わせるのもアリか」
ふぅ…とため息を吐いたあと俺はリヴィアの意見を採用し、その後のことも話し合っていたらもう夜が更け就寝時間になっていた。
「───って、もう夜ですね。アルも早く寝た方がいいのでは?」
そう笑顔で言うリヴィアに俺は少し考えたあと、持ってきたカバンからある物を出しリヴィアに渡す。
「ん。安眠効果のある茶葉だから寝る前に飲め、最近寝れてないの顔に出てるぞ」
ズいっ─とリヴィアの目の前にカラムおすすめの茶葉を渡すとリヴィアは驚いたような表情をしたあと、どこか安心したような顔で笑みを浮かべながら俺に言う。
「…ありがとう。すごく助かります」
ふわりと儚げに笑うリヴィアに俺は思う。
その笑顔で笑うと世の女性が卒倒すると……
そんな馬鹿げた事を思いながらも俺もふと笑みを浮かべ、リヴィアと別れたその後俺は用意された寝室へと向かった───。
★★★★★★★
夜風が館の木々をさらうなか、1人のローブを着た人物が目の前にいる者に話しかけ事の詳細を伝え終わるとその者は淡々とローブを着た人物に告げる。
「───。いい収穫だったね、アイツらを試してみる価値はあるから焦らず時が来たらまた我に伝えておくれ」
そう身体が強ばるほどの笑みを浮かべながら告げる者にローブを着た人物は膝をつき礼をしたあとすぐにその場から消えた。
────そして、1人残されたその者は窓から見える夜月を見つめながら言葉をこぼす。
「やっと、この手にあの子が手にはいる…!!」
不気味な笑い声が館に響きわたるが、誰もその声には気づけないでいた……
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