第47話 再会(3)
───アスティアンの申し子とは。
それは彼方はるか遠い昔、全王国の創造神…アスティアンヌ様が気まぐれに何百年に1人ご加護を授けたお気に入りを世に放つことを示す伝承のことを言う。そのことは全王家の後継者のみに伝わる伝承をアスティアンの申し子…と言われている。
そのご加護を受けた者は魔法基準値は人を越え、特殊魔法・無詠唱・創造魔法などを簡単に生み出すことができるが…、濃い金の瞳に黒髪というこの世にない容姿なためご加護を授かった者は忌み嫌われ、魔力暴走を起こし亡くなってしまうことが多数伝承に報告されていた。そんな時、クロエとシルは前例がない"2人のお気に入り"が世に生を受け、生きてること事態珍しいのをアルとリビィアだけは知っていたが───。
その情報がどこかから漏れでたのか知らないが今回のことで事が明確になってしまいそれを2人は恐れていた。
★★★★★★
「────というのが、そいつが言ってたアスティアンの申し子のことだ。……その前になぜ国家機密レベルの情報が漏れ出てるのかが気になるが、素性が分からない以上こちらが警戒しなきゃいけないのは明確だ」
アル様が少し苛立った声色で告げる内容は衝撃の連続が多く、脳の処理が追いついていない所───。隣にいるシルが口を開いた
「……アル様、そのことをなぜ僕たちに話したのですか?」
真剣な表情で言うシルに私も目線をアル様に向けるとアル様は鼻で笑ったあと笑顔で私たちに言った。
「……そりゃ、こんな事態になって隠すのなんか無理だろ?それにシルとクロエがなぜそこまで強いのか…ゼファーやアイリーは分かったんじゃねぇか?」
そう視線をゼファーとアイリーに映したアル様に2人は神妙な顔をしながらも頷き言葉を飲み込んでいた。
……そっか、私とシルがなんでここまで強くなれて他の人に教えられないのか。わかった気がする
じわじわと広がる"人とは違う"という実感に前の私だったら嫌だと見て見ぬふりをしていたのに…今はそれを個性だと受け入れてる自分がいることに驚いていると、リヴィア様が優しい声色で口を開いた。
「……クロエさんにシルさん。あなた方は本当に特別な存在なんです、国を揺るがすほどに。そんなあなた方には命の危機を晒さないためこちらでも状況を調べ、できる限りの手は打つのでしばらくは王宮で過ごしてもらうことは可能ですか?…もちろんゼファーやアイリーさんもご一緒で構いませんよ」
「クロエ、しばらく状況わかるまで王宮にいろ。俺たちもいるから」
優しい笑顔で言うリヴィア様、そしてなぜか便乗するかのように言うアル様に私は笑みが零れアイリーとゼファー、シルに確認すると3人は笑顔で頷いてくれて私はリヴィア様の瞳を見つめ、笑顔で応える。
「わかりました、お受けいたします」
その瞬間────、ほっとした笑顔で微笑むリヴィア様は次の言葉を紡いだ時にはもう真剣な表情でファリオン様に告げ、私たちにも休むよう客間に案内してくれた。
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