彼の人は、
「大丈夫ですか?」
、、、、これなんて言ったらいいんだろう、下手したら殺されるかも、、、
「おーい」
「っひゃあい!大丈夫です!!」
「うおっ、そーですか、、、ん?あんた、、」
(えっなになに?!殺されるの?!やっぱ殺されちゃうの?!)
「ここいらでは見ない顔ですね、もしかして
「何もしてませんしするつもりもありませんただちょっと逃げてるときにトラックに引かれちゃってここに来てしまったってだけでしてだからどうか殺さないでください!!」
「ながいですよ、」
「ごごっ、ごめんなさい命だけは!!!」
「殺しませんよ、貴方僕のことなんでと思ってんですか」
「眼の前でチェーンソーぶん回して化け物殺した人」
「、、、確かに()」
「そののりで俺も殺すと思って、、」
うーん、、、申し訳無さが込み上げてきた
「、、、なんかごめんね」
「いえ、、、」
「そういえばさっきなんて言おうとしていたの?」
「ああ、そうだ、あんたもしかして、
逸れ人
じゃないですか?」
「逸れ人?何だそれ?」
「知らないってことはあたりかな、ああ、説明しますね、逸れ人ってのは、、あー、、何だっけ、あー!そう そう、確か別のどっかから来た奴らの総称だったはずですね、僕もそうでした」
「へー、?、君もそうだったの?」
「今は住民票があるから違いますよ逸れでも体の違いとかないので、ただ、、」
「ん?」
「逸れ人は自分に取って最も身近なものをなくすんですよ、それが人であれ物であれ、酷いときは肺とかを持ってかれた奴も、、
「ピッもういいもういい!!」
「?そうですか、」
駄目だこの人やっぱ物騒だ怖い、
「とりあえず役所に行って手続きしましょうこのままでも風邪ひきますし」
「う、うん、、、ねぇ、聞くの忘れてたけど君、名前は?」
「ああ、自己紹介まだでしたね、僕は紅目です、よろしくお願いします」
「紅目かぁいい名前だね!」
「あんたの名前は?」
「俺はね〜 柚子瀬 終! よろしくね!」
「終、ですか、よろしくお願いします、」
「うん!」
そうして二人は雨の降る路地裏から去っていった