人身売買
呪われたはずの皇女 7.人身売買
是非お楽しみ下さい
7.人身売買
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目を覚ますと私は、手足を縛られ地下牢みたいな所にいた。
「えっ、えっ何これ、ここは…何処 ?」
私が状況を把握できずオタオタしていると、横から声がする。
「ここは、多分人身売買してる所だよ」
「誰?」
私は、声のした方へ目を向ける、すると、7歳くらいの赤髪でとても綺麗な美少年がいた。
そして、その少年の周りを見てみると、私の他にも小さな子供たちが沢山いて、それぞれ不安の表情を浮かべ座っていた。
そして、少年は、続けて口を開く
「俺の名前は、アラン、ここは、恐らく、子供の人身売買を行ってる場所だよ、ここにいる全ての子が裏で貴族に売られてくんだ」
「もしかしてみんなあの魔法のショーを見て?」
「あぁ3つ目の魔法のショーの子供のゲストは、最初から売れそうな子を予め決めといて、いかにも偶然のように参加させられるんだ、俺は三日前にここに連れてこられた。」
「そうなのね、ってえっ三日前?!」
「あぁ、俺なんかよりももっと前からここにいる子もいる」
「えっー!でもなんで貴方はそんなに落ち着いてるの?何としてでも逃げようと思わないの?」
「最初は、一人で逃げようとも考えたが、人身売買をやっている事実を知ったからには、全員逃がしてやりたい、でも、ここにいる全員を逃がす事は、そう簡単な事じゃない」
「じゃあ私達どうするの?」
「大丈夫、この三日間、考えた策がある」
「策?」
「お前も手伝ってくれるか?」
「う、うん!私は何をすればいいの?」
「ここには毎日、食事係が朝昼晩に一人一人の食事を持ってくる。そのため食事係は、この牢を開けるための鍵を持っている。だから、その鍵をこっそり盗むんだ」
「そんな簡単に盗めるの?」
「だから、食事係の気を引くためお前には、一芝居うってもらいたい」
「あっそういう事!分かった!他にも、もっとしっかり計画立てよう!牢を出たあとのことも考えないとだし」
「皆にも協力を仰いで明日の夜決行だ」
それから、私はアランと共に鍵を盗む計画を立てていった。もちろん、もともと牢にいた、他の子達にも手伝ってもらって。
そして、決行の日の夜になった。
「おーい、お前ら飯だ飯だ、オークションまであと2日だからしっかり食べとけよ」
(今だ)
「痛っ、うっお腹が、お腹が痛い、助けて、うっ〜あ〜」
食事係の大人がアリの異変に気づき急いで牢に入ってくる。
「おい、どうした大丈夫か、今、今人を呼んでくるからな」
食事係の大人が牢から、見えなくなったくらいでアランが言う
「お前、意外と芝居上手いな」
「そう?あの人が単純だっただけだよ、それより、鍵は?」
アランはニカッと歯を出して笑った
「じゃーん、鍵は無事ゲットしました!」
「おー、凄いじゃん!そしたらいつ逃げる?」
「今日は、この後1度あいつが誰かを連れてきて戻ってくると思う、だから今日の深夜大人たちが寝静まった頃に脱獄する!」
「分かった、そしたら、夜までに各自計画の復習しよう」
「あぁ、うん、はい」
子供達は、アランと私の指示を聞くなりすぐに計画の復習をし始めた。
そして、深夜がやってきた、私たちは、全員寝たフリをして、監視が油断するのを待った。
監視はすぐに油断してくれて、すぐに持ち場を離れていった。
「よし、監視はいなくなった、脱獄するぞ」
「ちょっとまって、アランもし見つかったらどうする。」
「どうした、怖気付いたのか?」
「いや、そういう訳じゃなくて、計画が上手くいき過ぎてるなって思って」
「大丈夫、心配ない、何があっても、この子達とお前は絶対に逃がすから」
「アランもね、絶対に全員で逃げよう!」
「よし出発だ」
私達は、トイレに行く時だけ目隠しをし地下牢から離れる事が出来た、だから5日の間にアランがこっそり下調べをしてくれて大方内部の構造を理解出来ていた。そのため、私達は順調に外へ逃げていった。
しかし、最後の塀を越えようとした時だった、一緒に逃げていた4歳くらいの女の子が転んでしまい、その拍子に何かに触れてしまった、そのため緊急ブザーが鳴り響き、私達の脱走が瞬く間に敵にバレてしまった。
ブーブーブー
「やばい、アランどうする?」
「とにかく、急いで小さい子から塀を越えさせよう」
「うん!じゃあ私は後ろを見張る」
「あぁ、ありがとう!みんな聞いてくれ、塀を超えたら街の方へ走るんだわかったか?」
「わかった!うん!はーい!」
子供達はどんどん塀を超えていく、その時だった、
「いたぞ!」
「アランやばい、アイツらにバレた、こっちに来てる」
「もう少しだ、もう少ししたらお前も塀を超えろ」
「いや、アランが先に超えて」
「俺よりお前の方が先に」
「ダメ、アランの方が塀に近いし、みんなを街まで案内しないと」
「それは、お前にも出来る」
「ダメ」
「いいから」
私達が言い合いしている間に子供達は、塀を超えていった、そして、最後の1人、さっき転んでしまった女の子が超える番になる、しかし
「おい、お前ら逃げるんじゃない」
ゴロツキみたいな男達が血相を変えて近づいてくるそして、銃のような武器を取り出し私達の方へ構える
「大人しくしろ、お前ら3人だけは逃がさない」
私は必死に頼んだ
「ごめんなさい、この子だけは見逃して」
「なに言ってるんだお前、見逃すわけないだろ」
「お願いします。」
私は土下座をしてでも頼んだ。
すると、アランがこっそり私に耳打ちをする
「おい、俺が走って囮になるから」
「そのうちに、逃げろ」
「えっ、でも」
「今度こそ、ちゃんと従ってくれ」
「わかった」
「お前ら何コソコソ話してるんだよ!おい、そこのチビ、早くそこから降りろ、降りれないなら、膝まづいてるお前、降ろしてこい」
「わかりました。」
「(泣)ごめんなさい、ごめんなさい」
女の子は泣き出す、私は塀の方へ近寄り抱っこしようと手を出す、その瞬間、アランが横へ走り出した。
「来れるもんなら来てみろ、俺は絶対に逃げるぞ〜」
「おい、あいつを追え」
ゴロツキ達がアランに目を向けた瞬間、ドンッ
私は、女の子を塀の奥へ押した、そして、女の子に言った
「貴方だけでも逃げなさい!私はアランと一緒にここを出るから」
「お姉ちゃん」
「心配しないで!無事、街についたら、白髪の男の子を連れた魔法使いを探して、そして、ここの場所と、これを渡して」
そう女の子に言いながら、自分の血をつけたリボン(髪についていた青いリボン)を女の子に投げ渡した。
「必ず約束守ってね!」
私は笑顔で見送り、その後、背後からゴロツキに殴られ気を失った。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
まだまだ続くので良かったら次話も、読んでいただけるとうれしいです。




