初めての外出
呪われたはずの皇女 6.初めての外出
本日何日かぶりの投稿です。
ぜひお楽しみください。
6.初めての外出
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私たち3人は無事ホークスタウンへと着いた。
辺りを見回すと、やはり、魔法を使う人が多く、至る所で見たことの無い魔法を使っていた。それを見て私はいてもたってもいられなくなりエリアスにそれが何なのか沢山質問をした。
また、私にとっては、転生して初めての外出だったため気がつくとテンションが舞い上がっていて抑えることが出来なかった。
「お父様、お父様!あれは何ですか?水が色んな形になり、すごく綺麗です。特にあのエメラルドの水」
「あれは、水魔法と、回復魔法を混ぜた水結晶だ、魔法が使える人なら誰でも作ることが出来る」
「そうなんですね!凄いです。早く私も使えるようになりたいな〜!」
「そうだな、多分アリならすぐ使えるようになると思う。」
「そうだといいな〜!あっ、あそこにも何かが、何やら人が沢山集まっています。お父様見てきてもいいですか?」
「あぁ、あまり離れないようにな」
「はい!レイルもつれてきます。」
「えっ僕も?」
「分かった、私は、ここの武器屋の中にいる、人通り見終わったら戻ってきなさい。」
「はい!行こレイル」
「僕は別に…」
「良いから良いから…!」
そう言って、レイルを半ば強引にさっき見えた人だかりに連れていった。
「僕は、いいです。この辺で待ってるのでアリ一人で行ってください。」
「え〜せっかく来たんだから、レイルも楽しもう」
「嫌です。」
「お願い!お願い!」
「僕は、ほんとにいいですからっ!」
レイルは私が引く手を無理やり離した。
「もういい!…分かった、じゃあ私一人で行く」
「はい。そうしてください。」
「ふん!」
この時の私は、レイルと出会えたことが嬉しくて。
今日ぐらいは、レイルと一緒にこの街を存分に楽しもうと思っていた。だからレイルが行かないと言ったことに子供みたいに腹を立ててしまった。
そして、私は一人、人混みの中へ入っていった。
「さぁさぁ、見てください、今から、魔法のショーを始めたいと思います。」
「魔法のショー!楽しそう〜」
人混みの理由は、魔法のショーが始まるからだ、私は、どうしても近くで見たく、前の方へ移動した。
すると、前の方には、私と同じくらいの子供が沢山座っていた。
「子供は、見えない子もいると思うので前の方へ座ってください。大人の方は後ろでお願いします。」
「子供を前に座らせてくれるなんて、ちゃんとしてるな〜」
そう感心している間に、魔法のショーが始まった。
まず、出てきたのは、進行役の仮面を被った1人の男性、とても綺麗な格好をしている。
そして、次に出てきたのは、その手伝いをしていると思われる、ゴロツキのような格好の男性達。
「(Ladies and gentlemen)皆さんよく来てくれました。今回は3つの魔法を見せたいと思います。大人から子供まで、今日は存分に楽しんでいってください。」
子供達が!
「は〜い」
「それでは、まず最初の魔法を披露したいと思います。誰か大人の方で手伝ってくれる人いますか?」
「…」
「では、こちらから、指名したいと思います。う〜ん、そこの後ろから2番目の端に座ってる男性!やってくれますか?」
「あぁ、やってやりますよ!」
進行役が指した男は、いかにもゴロツキのような格好で、私は、一瞬にして、これはグルで仕組まれてるかなと思った。
そして、一回目の魔法(空中浮遊)と2回目の魔法(分身魔法)は無事に終わった。
2つとも、観客から拍手喝采で、とても盛りあがっていた。私は、なぜか転生前の世界のマジックショーを思い出していた。
そして、3つめに差し掛かりました。
「皆さん、楽しい時間も残り僅かになりました。次が最後になります。本日最後なので、魔法を手伝ってくれる人は、前にいる子供達から選びたいと思います。やりたい子いますか?」
(子供達)
「は〜い、は〜い」
子供達は、みんな我こそはと、手を挙げて言った。
「そうですね!これだけいると、選びきれないので、ランダムにこちらから、せーので指さした子にしましょう。それでは、行きますよ!せーの」
すると、進行役の男性は、私の方を指さした。
「えっ?」
「おめでとうございます。最後の魔法は、そこの金髪のお嬢さんに手伝ってもらいましょう。では、こちらに来てください。」
パチン!男は指を鳴らす
その瞬間、自分の意思とは関係なく歩き出していた。
「えっ?体が勝手に!!!」
「お嬢さんもやる気みたいですね!それでは、最後の魔法、(消えた人)をやりたいと思います。」
「まず始めに、お嬢さんにはこの箱の中に入ってもらいます。そして、皆さんの前で外から厳重にロックをして、ある魔法を唱え3数えます。私が3数えた終わった後、何とこの中にいたお嬢さんはいなくなっています。」
「では、やってみましょう!」
私は、勝手に動く体を止めることはできず、箱の中へと入らされた。
そして、私が箱の中に入った瞬間、中では、いきなり煙のような白い何かが箱の中を充満していった。
(何これ、体も自由に動かないし、言葉も発せない、それにこの白い煙は何?あ〜何だかさっきから眠気が…あっもしかしてこれは!)
それが何なのか気づいた時には、私の意識はもう無くなっていた。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
まだまだ続くので良かったら次話も読んでいただけると嬉しいです。




