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2pair=4pair?  作者: 神名 信
97/132

第97話

 「そろそろ、寝るね、お兄ちゃん」

 「ああ、おやすみ」

 「おやすみなさい」華怜は湊の体をぎゅっと抱きしめた。


 7月21日火曜日は久しぶりに晴れていた。

 「おはよう、華怜、起きろ」

 「ん、ああ、おはよう、お兄ちゃん、ね、して?」

 「ああ」優しくキスをする。

 「目が覚めたよ、お兄ちゃん」

 「ああ、良かった」

 パジャマを脱ぎだし、ショーツだけの恰好になる。窓から入る日差しが華怜の体に当たって神々しいくらいだ。

 「嬉しい光景だが、制服に着替えるなら、自分の部屋に行きなさい」

 「はーい、お兄ちゃん」

 華怜が出て行くと、湊も制服に着替える。

 少しすると、青空が入ってくる。

 「おはよう、湊」

 「おはよう、青空」ショートカットの美少女の顔を思わずまじまじと見る。

 「なに?そんなに見たら恥ずかしいよ?湊」

 「きれいだなって、さ」

 「そう?ありがとうね」

 「ああ」そう言って濃厚なキスを交わす。


 1階に降りて3人で朝食を取る。今日はコーンフレークと牛乳とバナナとサラダだ。少しパサパサする朝ごはんだなと思いながら食べ終わる。

 戸締りをするのは湊の役割と決まっていた。鍵を閉めて、3人で学校へ向かう。

 朝からかなり気温が上がっているようだ。湊は汗をかいている。華怜は汗をかいていないが、暑い!というような顔をして湊の隣にいた。青空は涼しい顔をして歩いている。

 学校に着くと華怜を1-Aに見送って、湊と華怜は自分たちのクラスへ入る。

 クラスメート達に挨拶をしながら、最前列の席に座る。

 今日は2教科で終わりだ、まずは、1時間目のテストの範囲を確認する。よし、大丈夫だ。

 時間がくるまで、目をつぶって待つ。

 最初に解答用紙が配られて、それが終わると問題用紙が配られる。

 合図と同時に試験が始まる。

 問題を解くが、スラスラ解ける。

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