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2pair=4pair?  作者: 神名 信
95/132

第95話

 30分はあっという間だった。それぞれ気になるところだけを少し見て終了した。

 「青空、送るよ」

 「あ、うん、ありがとう、湊」

 「行ってらっしゃい、お兄ちゃん、お姉ちゃん」


 柳瀬家の玄関前のいつもの所に移動する二人。ここは丁度壁沿いで、家の前の通りからは死角になっている。そもそも、この辺りはメインの通りから一本外れているため、夜遅くなると通る人もほとんどいないが。

 「青空、いい匂いがする」青空を抱きしめながら、湊が耳元で囁く。

 「そうかな?シャンプーの匂いかもよ?」

 「青空の匂いとまざって、いい匂いになっているよ」

 「そっか、ありがとう」

 「青空」青空のあごを持って、顔を上に向けさせる。

 「ん、湊」くちびるが重なる。

 「青空・・」青空の腰を持って引き寄せていく。

 「湊、大好き」青空も積極的に湊の体に自分の体を寄せていく。

 「青空の体、ほんとうにきれいだよ、すごく、ね」

 「やだ、恥ずかしいよ、湊」

 「体がいやらしいというか、太ってはいないんだけど、すごくえっちなラインだなって、いつも思ってて」

 「そうなの?いつもそんなこと思っているから私をみているのね?」

 「あ、体じゃなくて、顔を見ている時は、美少女だなって思っているだけだよ」

 「そっか、ありがと、湊」

 青空の首筋を舐めながら、体を触り始める。

 青空も、湊のされるままに体を許す。

 そのまま、20分二人はお互いを確かめ合った。

 「ねえ、もうそろそろ帰らなきゃ」

 「ああ、そうだな、もういい時間か」

 最後にキスをして二人は別れる。

 「じゃあ、また明日ね、湊」

 「ああ、また明日、青空」


 部屋に戻ると華怜が待っていた。パジャマ姿の華怜も可愛かった。

 「寝ていればいいのに」

 「ううん、待っていたかったから」

 「そうか・・・」

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