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2pair=4pair?  作者: 神名 信
91/132

第91話

 7月20日月曜日はやはり曇り空だった。

 「おはよう、華怜」

 「ん、おはよう、お兄ちゃん・・・・、ねえ、キスして?」

 「あ、ああ」

 「ありがと、お兄ちゃん」

 「華怜はかわいいな」

 「そんなこと言われると、嬉しくなっちゃうよ」そう言いながらキャミソールを脱ぎだす。形のいい胸を隠そうともしない。

 「こら、制服に着替えるなら、自分の部屋に行きなさい」

 「んー、1秒でもお兄ちゃんと一緒にいたいっていうことだよ」

 「そうなのか」

 「着替えてくるね、お兄ちゃん」

 「行ってきな」

 華怜が出て行くと、湊も制服に着替えた。着替え終わったくらいに青空が入ってくる。

 「おはよう、湊」

 「おはよ、青空」

 制服姿の青空はほんとに美少女だ、私服もかわいいが、制服姿はいつまででも見ていられそうなくらい美少女だった。

 「湊、そんなにじろじろみたら恥ずかしいよ」

 「あ、うん、ごめん」

 「湊だったら、なんでも許しちゃうけどさ」

 「ああ」青空のあごを持って、キスをする。

 「下に降りようか、湊」

 「そうしよう」


 食卓に3人は集まって朝食を食べる。今日はごはんと、お味噌汁、肉野菜炒めといった献立だった。

 食べ終わると華怜が食器を洗ってくれる。食洗器をそろそろ導入するという話も上がっていた。

 いつもと同じ時間に家を出て学校へ向かう。

 今にも雨が降り出しそうだが、予報では10時くらいから振り出し、12時くらいにはあがるといことだ。3人の生活経路からすれば都合のいい雨となる。

 東京さくらトラム、路面電車の線路を抜けて高校に入る。都立高校にしては比較的広い敷地面積がある。

 華怜を1-Aに見送って、湊と青空は自分たちの教室に入る。

 テストが始まるまでの時間、最後の見直しをする。

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