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2pair=4pair?  作者: 神名 信
89/132

第89話

 「やっぱり感度?」

 「こら、華怜何言っているんだ」

 「え、違うの?」

 「まあ、それも大事かもしれないけど」

 「やっぱり、形だよね?湊」

 「むう、形かあ、言われるとそれもたしかに大切」

 「あ、でもお姉ちゃんはお兄ちゃんにもんでもらっているから、大きくなっているのか」

 「そうね、湊に大きくしてもらっている、って何を言わせるの、華怜」

 「そう言えば、高校生くらいの女の子は胸の成長期だから、睡眠が大切って聞いたことあるぞ」

 「湊はそういう情報得意ね、そう言えば去年より大きくなっているような?」

 「って、いつまでもオッパイ談義してないで、少しだけ勉強しよう」

 「はーい」

 「青空は今日も帰るのか?」

 「あ、うん、12時には帰るよ」

 「じゃあ、1時間だけやろっか」

 「うん、そうね、さらっとやっちゃおう、湊」

 「了解だよ、お兄ちゃん」

 いつもの勉強の配置について再開する。

 1時間はちょうどいい時間だった。月曜日の試験範囲を2周見直すともう1時間経過していた。青空も華怜もほぼ同じ時間で教科書を閉じた。

 「終わりにするか?」

 「あ、うん、終わろー、湊」

 「終わりでいいよ、お兄ちゃん」

 「青空、送るよ」

 「ありがとう、湊」

 「いってらっしゃい」


 柳瀬家の玄関前で二人の影が重なる。

 「青空」そう言って優しく青空の髪の毛をなでつける。

 「ん、湊、ねえ、私の胸、いやらしい?」

 「ああ、すごくやらしいよ、きれいだ」

 「あんな話したから、なんか、」

 「あ、うん」

 「好きだよ、湊」

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