第88話
6時になると、また勉強を再開した。夜9時まで勉強する。
3時間、月曜日の試験範囲をこれでもかと見直す。
途中、帰宅したお母さんがコーヒーを持ってきてくれる。
みんなでありがとうと伝えて。コーヒーを飲みながら勉強をする。
ほぼ、月曜日の試験範囲は終わったので、火曜日の勉強を始める。
火曜日の試験は2教科しかないので、試験範囲を一周するのも早い。
火曜日の試験範囲を2周ほど見たところで9時になった。
「とりあえず、9時だな」
「うん、だいぶ終わったよ、湊」
「私も終わっているよ、お兄ちゃん」
「いい感じだな、とりあえず俺はシャワー浴びてくる」
「行ってらっしゃい、湊」
湊は15分くらいでシャワーから出る。
交代に青空と華怜がお風呂に入る。
また1時間コースだなと、買ってきた漫画を読み始める。
1ページ目から飛ばさずに順番に読んでいく。
たまに、女の子の裸の描写があって、ちょっとえっちな気持になる。二人がいたら見られないよな、などと考える。
たっぷり1時間かけて読み終わると、二人が戻ってきた、キャミソールに着替えている。
「おかえり」
「ただいま、湊」
「ただいまだよ、お兄ちゃん」
湯上りの少女二人は色気もたっぷりある。少し見とれてしまう。
「なに?湊」
「いや、きれいだなって」
「そうかな?ありがとうね」
「こうやってかがんであげようか?お兄ちゃん」華怜が少しかがむと胸の谷間が目の前に来る。
「どんな読者サービスだ、華怜」
「読者サービスじゃなくてお兄ちゃんサービスだよ」
「それはありがたいが」
「そういえば、私とお姉ちゃん、どっちが胸大きいのかな?」
「あ、俺もちょっと考えたことある」
「兄妹で何言っているの?でもそおねぇ」
「まあ、大きさとかで競うものでもないんじゃないか?」




