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2pair=4pair?  作者: 神名 信
83/132

第83話

 「まあ、勝利のアイスを食べようじゃないか、妹よ」

 「そうだね、食べよう、お兄ちゃん」

 「なんかムカツク兄妹だわね」

 「青空も食べていいよー」

 「食べるわよ、もう、アプリに仕掛けとかしてない?」

 「そんなことできるわけないだろー」

 「湊ならやりかねないかなって」

 「できないから」

 「お兄ちゃんならやりかねないよー」

 「だよね、華怜」

 「無理だ」

 「労力なしで食べるアイスは美味しいねえ、お兄ちゃん」

 「ああ、そうだな、華怜、人の汗で食べるアイスは美味しいな」

 「こらこら、将来大丈夫なのか?私のだんなさんは」

 「俺は経営者とかは無理だから、コツコツ働くよ、安心して、未来のお嫁さん」

 「うん、マメなのは知っているよ、ほんとにさ」

 「お兄ちゃんとお姉ちゃんがのろけているのだ」

 「たまには、のろけるぞ、華怜」

 「素晴らしいのだ、お兄ちゃん、お姉ちゃん」

 「いつもは湊と華怜がイチャイチャしてるからねー、たまには私も」

 その後12時までは、それぞれ好きなことをやっていた。湊は動画を色々と渡り歩いて観ていたし、華怜はどこから持ってきたのか絵本を見ていた。青空は通販サイトを見て色々と考えているようだった。

 

 「そろそろ帰らなきゃ」青空が切り出した。時間も12時を少し回っていた。

 「送っていくよ」

 「あ、ありがとう」

 「いってらっしゃい」

 玄関から外へ出ると豪雨だった。

 「これは、いつものところ、いれないか」

 「うん、そうだね、湊」

 傘をさしても、ずぶ濡れになりそうなほど降っていた。

 一つの傘に二人で入って、柳瀬家へ送る。

 「じゃあ、今日は、おやすみなさい、青空」

 「うん、おやすみなさい、湊」

 優しくキスをして二人は別れる。

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