第76話
華怜がぴくっと反応する。
あ。起こしちゃうか、そう思って大人しく寝ることにした。
7月18日土曜日、この日は朝から雨だった。
「お兄ちゃん、いつまで寝ているの?」
「ん?何時だ?」
「10時半だよ」
「あ、そんな時間か、起きようか」
「ん、おはよう」
「うん、おはよう、お兄ちゃん」華怜がキスをしてくる。
華怜がパジャマを脱ぎだす。ブラをつけていないため、形のいいバストが目の前に現れる。
「朝から刺激的な光景だな」
「あは、こうふんした?」
「んー少しかな?」
「お兄ちゃん、えっちだあ」
「そうかな・・自然な反応のような」
「襲われる前に着替えてきます」
「はーい、行ってらっしゃい」
青空が遅いなと、LINEを送る。すぐ行くからと反応があった。
二人がいない間にTシャツとダメージジーンズといった服装に着替える。
少しすると青空が入ってきた。青空はロゴ入りロング丈Tシャツとカーキ色のパンツといった姿だった。美しいと湊は思った。
「どうかな?今日の服」
「きれいだと思う、青空」
「はは、ありがとう、ちょっと寝ていて遅れちゃった、ごめんね?」
「いや、いいよ、俺も華怜に起こされた」
「湊もかっこいいよね、似合っている」
「ああ、ありがとう」
今さら、だが、二人とも少し照れていた。
そこに、華怜が入ってくる。
華怜は紺と白のロリータ系ワンピースと言った服装だ。純粋にかわいい。
「お姉ちゃん、おはよう」
「華怜、おはよう」
「お姉ちゃんいつもながら大人っぽいよねー」
「華怜はいつもながらあざといわ」




