第65話
「エクレアかあ、じゃあ私はカップケーキでいいや」
「そうすると、俺がプリンか、美味しそうだな」
「うん、どれを選んでも外れはないよ!お兄ちゃん」
「だなー、二人は進み具合どうだ?」
「私は9割方終わったかな、湊はどうなの?」
「俺も9割終わっているかな、華怜は?」
「私は、もー終わっている!」
「昨日も遅かったし、今日は12時くらいに終わらせようか」
「うん、そうだね」
「あ、そろそろ、俺シャワー浴びてくる、二人もその後入ればいいよ」
「はーい、行ってらっしゃい湊」
「はーい、行ってくるね、お姉ちゃん」
「・・・こら、華怜なに一緒に入ろうとしているんだ」
「えーだめなの?」
「だめだ、青空と入りなさい」
「はーい、分かりました」
「華怜、お姉ちゃんと一緒に入ろう」
「うん!」
湊はお風呂へ行くと簡単にシャワーを浴びて15分くらいで出る。
交代に青空と華怜がお風呂へ入る。
また1時間コースかなと、その間に明日の試験範囲をパラパラと見直す。
窓から外を見ると少しだけ雨が降っているようだ。
少しボーっとしていると、青空と華怜が上がってきた。青空が青、華怜がピンクのキャミソール姿だ、シャンプーやボディーソープの匂いと相まってものすごく魅力的に見える。二人のことを目で追っていると、なに見ているの?と青空に突っ込まれた。
それから3時間勉強をやって解散となった。
「青空、送っていくよ」
「あ、ありがとう」
「お兄ちゃん、お姉ちゃん、行ってらっしゃい」
冨永家の玄関から柳瀬家の玄関へは数秒で着く。
「青空」
「ん、湊」青空のほうから湊のくちびるを奪う。
「大好きだよ、青空」
「ん、私も、大好き」
「青空」湊は青空を強く抱きしめる。




