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2pair=4pair?  作者: 神名 信
64/132

第64話

 勉強が始まると3人は集中していた。

 華怜はベッドでパラパラと見ているだけだが、それでもいつもより真剣だった。

 部屋の中にはBGMとペンのカリカリという音だけが流れる。

 湊は青空のほうをちらりと見る。真面目に勉強している青空はやっぱりきれいだ。青空が、集中しなさいといった目で見返してくる。

 何時間か過ぎていく、湊は明日の試験範囲はほぼ見直しが終わった。

 青空と華怜はまだ勉強しているようだ。時間を見ると6時15分だった。

 トイレに行ってくると言って席を立つ。トイレを済ませ、キッチンに行く。二人とも好きだろうからとアイスコーヒーを人数分作って持っていく。

 青空と華怜は感謝して、それぞれグラスを取る。

 パラパラと教科書とノートを見直す。まだ、4時間経ったところだ。あと1時間と思って試験範囲の最初からやり直してみる。

 見直してみると記憶がおぼろげなところもあり、少し例のカードにまとめなおす。3教科分の修正をしている間に1時間経って7時半になった。

 「5時間経過したぞ、二人は休憩でいいか?」

 「あ、いいよお兄ちゃん」

 「うん、休憩しよー、湊」

 「華怜、コンビニ行ってなにか買ってきてよ」

 「えーめんどくさいよ」

 「あ、私行ってくるよ、湊」

 「え?青空が行ってくれるの?」

 「じゃあ、お姉ちゃんと一緒に行く」

 「あーじゃあ、お願い、お金は俺が出すから」そう言って湊は千円を青空に渡した。

 「はーい、行こう、華怜」


 コンビニまでは家から出て3分くらいのところだ。

 二人はなにかスイーツでも買おうかとコーナーに行く。色々と目につくが、エクレアとカップケーキとプリンをかごに入れた。丁度千円くらいだ。予算はオーバーするが、ジュースも3つかごに入れた。

 会計を済ませて家に戻る。

 「ただいまー」

 「お、はやいな」

 「とりあえず、スイーツを3種類買ってきたよ、湊はどれにする?」

 「俺は残り物でいいよ、二人先に選びなよ」

 「あ、うん、じゃあ華怜からでいいよ」

 「ほんと?じゃあ、私エクレア!」

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