表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2pair=4pair?  作者: 神名 信
55/132

第55話

 午後の授業が終わると3人で下駄箱のところに集まった。

 「今日は真っすぐ帰るか、もうテストだしな」

 「そうしよ、湊」

 「うん、お兄ちゃん」

 滝野川の自宅まで30分で着いた、丁度家に着いた頃に雨が降り始めた。

 「お、雨まで時間調節してくれているんだな」

 「着替えてくるね、湊」

 「あ、私も着替えてくる」

 二人が着替えている間に湊もTシャツに短パンといったいつもの部屋着に着替えた。

 青空はタンクトップにショートパンツといった服装に着替えて湊の部屋に上がってきた。

 「青空、露出度高めじゃないか?」

 「え?そうかな?」

 「まあ、俺は全然それでいいのだけど」

 「やだ、変なこと言わないでよ、恥ずかしくなっちゃうでしょ」

 「ああ、まあ、そうか」

 二人が話している間に華怜も入ってきた。赤のロゴ入りTシャツにジーンズだった。髪の毛も後ろで縛ってポニーテールにしていた。

 「ただいま、お兄ちゃん、お姉ちゃん」

 「おう、おかえり華怜」

 「そろったところで勉強しましょうか、お二人さん」

 「そうだな、勉強しよう!あと二日だ」

 「私も勉強道具もってきたよー」

 3人で勉強を始める。いつもながら華怜はベッドで勉強だ。

 そのまま、2時間ほど勉強をして、休憩となった。

 「ねえ、お兄ちゃん」

 「うん?なんだ?」

 「この前の進路のことなんだけど」

 「ああ、それか」

 「どうしようかなって」

 「東大目指せばいいと思う、できれば医学部」

 「え、そうなるの?」

 「ああ、華怜なら行ける、間違いない」

 「そうかな?」

 「大丈夫だ、俺が風邪ひいたらなおしてくれ」

 「それは、私がお医者さんじゃなくても治るでしょ?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ