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2pair=4pair?  作者: 神名 信
52/132

第52話

 柳瀬家へ青空を送るとちょうど海汰が帰ってくるところだった。

 「おかえりなさい、海汰兄ちゃん」

 「おう、湊か、もう夜中だし、中に入りなよ」

 3人で海汰の部屋に入っていった。

 「大学のこととかちょっと聞きたかったんだ、海汰兄ちゃんに」

 「もう夜中だぞ、明日は学校もあるだろ?少しだけな」

 「うん。文雄大学に行ってみてどうだった?周りの人とか」

 「そうだな、俺は法学部だからか、周りは、弁護士を目指すって頑張っているやつらもいるし、サークルとかに気合いれているやつらもいるし、ただ、まあまだ1年だからな、受験終わって、ちょっとほっとしているやつが多いのかもしれないな」

 「そうなんだ、海汰兄ちゃんは将来どうするの?」

 「俺か、俺は商社かな、第一志望は」

 「そうなんだ」

 「湊がこんなこと聞くのは珍しいな、進路相談か」

 「うん、ちょっとね」

 「まあ、LINEでもなんでもしてくれたらいつでも返事はするよ」

 「あ、うん、ありがとう、海汰兄ちゃん」

 「参考になったか分からんが、とりあえず俺は風呂に入る、湊は帰れ」

 「うん、おやすみなさい」


 部屋に戻ると華怜が待っていた。

 「おかえり、お兄ちゃん」

 「ただいま」

 「海汰ちゃんいたの?」

 「ああ、少しだけ話してきた」

 「私のこと?」

 「いや、華怜のことは何も」

 「そっか」

 「もう寝るぞ」

 「うん」二人でベッドに横になり、タオルケットをかける。華怜お気に入りのものだ。少し厚手のクリーム色にイチゴ柄がついている。

 「ねえ、キスして」

 「ああ、」華怜のくちびるにキスをする。

 華怜が湊の体にぎゅっと自分の体を寄せてくる。華怜の胸が湊の体でつぶれる。

 「お兄ちゃんの体いやらしいよ」

 「え、そんなことないだろ、どっちかと言うと華怜の体のほうがえろいかな」

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