第45話
部屋に戻ると青空が少し心配そうにしていた。
「華怜どうしたの?」
「別れ話かな・・」
「へー、そっかあ」
「驚かないのか?」
「全然、これだけ一緒にいれば華怜誰が好きで、好きじゃない人と付き合えるような子かどうかなんていうことも分かるよ」
「そういうものか」
「華怜は私の顔も見たくないんでしょ、多分」
「まあ、そんなところかな」
「お互い、困った妹を持ったねえ、湊」
「そうだなあ、あ、そういえば、海汰兄ちゃん、今日は帰らないらしいけど、青空泊まって行く?」
「そうね、泊まって行こうかな、湊と二人だし」
「こういうのも、かなり久しぶりっていうかはじめてに近いかもね」
「うん、とりあえず、パジャマに着替えてくるよ、今のうちにシャワー浴びておいて、湊」
「ああ、行ってくる」
湊はTシャツに短パンといった寝間着に着替えてからシャワーを浴びに行く。15分程度で上がり、部屋に戻ると蛍光ラインの入った青いパジャマを着た青空がいた。
「ね、湊、私のこと好き?」
「好きだよ」
青空は、湊のことを強く抱きしめる。
「私も湊のこと大好き、ずっと、ずっとだよ、永遠に離すことはないよ、おにいみたいに物分かりいいなんてないんだからね」
「ああ、大丈夫だよ、青空」
「キスして、湊」
「ああ」青空のくちびるに、最初は軽く、次に濃厚にキスをする。
「早く、お風呂行ってきなよ、青空、そのほうがゆっくりできるだろ?」
「うん」
青空がお風呂に入る。湊はさっきまでやっていた勉強の続きをしながら出てくるのを待つ。
40分くらいで青空は出てきた。ボディーソープとシャンプーの匂いが女の子を主張しているようで、湊の本能的なものを刺激する。
湊はベッドに青空を連れて行く。青空も抵抗はしない。
横になった青空の首筋をなめていく、青空は敏感に反応していく。




