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2pair=4pair?  作者: 神名 信
42/132

第42話

 テーブルにオムライスを乗せて二人で食べる。

 「どう、湊?」

 「ああ、美味しいよ!そう言えばお昼食べていなかったな」

 「良かったあ、湊ってほんとに美味しそうに食べてくれるよね、作っている人はそういうの嬉しいんだよ」

 「いや、ほんとに美味しいからだよ、青空」

 「食べ終わったら少し勉強しようか、今週はテストあるからね」

 「そうだな、中間テストは学年335人中、俺が17位、青空が20位だから一桁目指すか」

 「そうね、一桁目指したいね、華怜には笑われちゃうかもしれないけど」

 「あいつは俺たちとは次元が違うからな、でも、海汰兄ちゃんも学年順位は20位くらいで文雄行けたんだし、俺たちも順位的にはいい線だよな」

 「そうだね、今回の期末は湊を抜かしたいなあ」

 「抜かせそうで抜かせないのが俺のいいところだ、たしか中学の時、一回も抜いたことなかったよな?」

 「そうなんだよね、最高でも同順位だった」

 「まあ、中学の時も華怜は断トツだったけどな」

 「ほんとにね、あの子は天才」

 「そうだな、俺たちがもっと上の高校行っておけば、華怜も文央には来なかったよな」

 「まあ、高校は歩いて行けるところって決めていたから、それはおにいも一緒」

 「そうだなー、って話しているとオムライスが冷めちゃうから、とりあえず食べ終わっちゃおう」

 「うん、そうだね」

 洗い物は俺がやるからと、湊が食器を片づけ下に持っていく。オムライスはそんなに大盛でもなかったので、食べ過ぎでお腹が苦しいということもなく、すぐに青空は勉強を始める。湊が帰ってきて、アイスコーヒーを持ってきてくれた。ありがとうと言い受け取る。

 「ほんと、いい彼氏さんだ」

 「青空がいい彼女だからだよ」

 「ほんとに?喜んじゃうよ」

 「ほんとだよ、喜んでいいよ」

 「そっか、ねえ、もっとこっちに来てよ」

 「なんだ、青空?甘えて」

 「せっかく二人だし、ねえ」

 「ああ、そうだな」

 テーブルで隙間なく座った二人は濃厚なキスを始めた。

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