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2pair=4pair?  作者: 神名 信
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第41話

 海汰と華怜は食事が終わると、新宿から渋谷に移動した。

 109へ行き、色々な服を見て歩く。海汰から何かプレゼントすると言われたが、それは固くお断りした。華怜が何か買おうとすると海汰が出しそうなので、華怜は見るだけにして、後日湊たちと買いに来ようと決めた。

 109を後にして、センター街のお店を色々と見て回る。どちらかと言うと華怜の行きたいお店に行き、海汰はその後をついていく感じになる。

 夕方の4時くらいにはウインドウショッピングは一通り終わった。スタバでも行って少し休憩しようということになり、歩いて移動する。

 スタバはかなり混んでいたが、どうにか二人分の席を確保した。

 「気に入った服は見つかった?」

 「うーん、今頭の中で整理しているよ」

 「そっか、華怜ちゃんなら写真撮るより確実だね」

 「まあそうかも、ちょっとだけ人の顔見過ぎて、気持ち悪いけど」

 「ああ、そっか、ごめん、人混みはNGだったよね」

 「ううん、NGってわけでもないんだよ、気を付ければいいだけだし、東京に居たら避けられないからね」

 「天才は天才で大変なんだね」

 「天才なんて!多分そんなもんじゃないよ、私は」

 「でも、華怜ちゃんは高校だって、ほんとはトップ高に行けたし、望めば東大だって行けると思う、それも、普通の人の勉強時間の3分の1くらいで」

 「そうなのかな?」

 「そうだよ、文雄大学目指さないで、東大目指したら?まだ1年だし、華怜ちゃんなら間違いなく受かると思うよ」

 「なんか、そういう発想はなかったなあ、東大かあ、私、東大行こうなんて考えたこともなかった」

 「もちろん、どこに行くか、将来何になるか、しっかり考えた上で決めることだと思うから、それこそ、そういうことは湊に聞いてみるといいよ、あいつは多分、良く分かっている、華怜ちゃんのことも」

 「うん、ありがとう、海汰ちゃん」


 湊と青空は抱きしめ合ったままベッドで2時間くらい寝てしまった。

 湊が起きると青空の姿が見えない、一瞬帰ったかと思ったが荷物は置いてある。

 少しすると、青空が部屋に戻ってきた。ノックされる。なんで?勝手に入ってくればいいのにと思いながら開けると、両手に手作りのオムライスが乗っていた。

 「起きたら食べるかと思って」

 「めちゃくちゃ嬉しいよ、青空」

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