表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2pair=4pair?  作者: 神名 信
39/132

第39話

 「お待たせ、華怜ちゃん」

 「海汰ちゃん、待ったよ」

 海汰はダメージジーンズに黒のロゴ入りTシャツと言った格好だった。髪の毛は少し長く、軽く茶色に染めている。

 「おにい、遅いよ」

 「ああ、ちょっと準備に」

 「何が準備なの?女の子じゃあるまいし」

 「まあ、そう言うなよ、青空ちゃん」

 「海汰兄ちゃん、車何持ってきたの?」

 「ああ、友達から借りてきたBMWだ」

 「おお、すげー、さすが、海汰兄ちゃん」

 「いあいあ、俺の車じゃないし」

 「でも、すごいよ海汰兄ちゃん」

 「感心してないで、湊と青空ちゃんも来ればいいのに」

 「おにい、今更何言っているの、もう決まったこと」

 「まあ、そうだけどさ」

 「じゃあ、いってらっしゃい、おにい、華怜」

 「行こうか?華怜ちゃん」

 「うん、行こう海汰ちゃん」

 門の前につけてあるBMWの助手席に華怜をエスコートする海汰。乗り込んだのを見届けて、自分は運転席へ乗り込む。


 まずはランチを食べようと、新宿へ向けて走り出す。ナヴィは細かい道を案内するが明治通りを通って西新宿方面へ向かう。

 途中、空調暑いとか、寒いとかない?などと海汰は気を利かせて聞いてくる。華怜は大丈夫と答えて、いつも湊たちと歩いている道、車から見るとこんな景色なんだと感じた。ただ、華怜は道路の標識や歩行者・対向車などあらゆる情報を無意識に記憶してしまうため、乗り物に乗っている時外は見ないようにしていた。

 車内にはJPOPが流れている。あまり知らない曲かなと思いながら華怜は聴き流していた。

 40分ほど走って目当てのレストランに着く。駐車場も近くのコインパーキングが空いていた。

 レストランはビルの1階にあるイタリアンだ。

 二人で席に着くと店員がお水を置いてくれた。

 メニューを見るが、色々とあるので、二人ともとりあえずランチコースを頼んでみた。

 食事が出てくるまで少し間が空く。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ