第37話
「ねえキスして」
「ああ」華怜にキスをする、湊。
「ねえ、なんで私たち兄妹なんだろう」
「華怜」
「ねえ、なんでお兄ちゃんはそんなに優しいの?」
「そうかな?そんなことないぞ」
「ううん、優しい」
「そっか、ありがと、そろそろ寝るぞ、華怜」
「うん」華怜は湊を抱きしめながら、眠りにつく。
7月12日の日曜日は曇り空だった。
8時半くらいには、湊も華怜も目が覚めた。
おはよう、湊とキスをする華怜。
「あ、おはよう。華怜」
そのまま、華怜はパジャマを脱ぎだす。ブラは付けていないため、形の良い胸が露わになる。
「自分の部屋で着替えなよ、華怜」
「いいの、お兄ちゃんだって胸みたいでしょ?」
「あ、まあ、そうだけどさ」
「触ってみる?」
「ばか」
「着替えてくるね、お兄ちゃん」
「ああ」
華怜は、自室に戻っていった。
入れ違いのように青空が入ってきた。
青空は白いブラウスのトップスにベージュのハイウエストショートパンツといった服装だった。
「青空は何を着ても似合うな、ほんと美人だわ」
「おはよう、朝からなに?まあ、嬉しいけど」
「ん、おはよう」
「もうおにい全然起きないんだもの、困っちゃった」
「まだ寝ているの?」
「うん、多分時間までには起きると思うけど、大事なデートの日にね」
「あ、ああ、そうだな」
「華怜は着替え?」
「うん、もうすぐ来ると思うぞ」




