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2pair=4pair?  作者: 神名 信
34/132

第34話

 3人は集中して勉強を始める。とは言っても華怜は相変わらずパラパラと教科書をめくるだけだ。これで学年トップというのはちょっとチートな気がするが。

 湊と青空はたまに質問し合ったりして勉強を進める。

 「俺、ホットコーヒー飲みたいけど、誰か飲む人いる?」勉強が始まって一時間くらいしたところで聞いてみた。

 「私はいいわ、湊」

 「あ、私は欲しいよ、お兄ちゃん」

 「んー了解、じゃあ持ってくる」

 下に降りてコーヒーをつくり持ってくる。

 「お嬢様、どうぞ」コーヒーカップを華怜のところへ持っていく。

 「ありがとうね、お兄ちゃん」

 湊も華怜もコーヒーにミルクと砂糖を入れて飲む。飲んでいると青空がちょっとちょうだいと言って湊のコーヒーを一口飲んだ。

 コーヒーブレイクが終わるとまた勉強に集中する。

 隣で勉強している青空のパジャマから胸元が見えそうだが、とりあえずは気にしないでおいた。華怜は湊のベッドを一人で占領して教科書の暗記も終わったのか、湊たち2年の教科書までペラペラとめくっている。

 そのまま、夜10時過ぎまで勉強して一旦勉強は終了となる。

 「なんか達成感あるね、湊」

 「だな、青空」

 「私も今日は頑張ったよー」

 「たしかに、2年の分まで終わったんじゃないか?」

 「さすがに終わらないよ、適当に見ていただけ」

 「そっか、どうする?まだ10時だけど」

 「あ、お風呂入らなきゃ」

 「あーそれなら俺から入る、待っているの大変だから」

 「はーい、お兄ちゃんいってらっしゃい」

 湊はシャワーだけ20分くらいで出てきた。

 いつものように、青空と華怜は一緒にお風呂に入る。

 「また1時間コースかな、と」

 湊は、部屋を片付け始めた。そう言えば、明日は華怜がデートで、お父さんとお母さんもどこかに出かけるって言っていたし、もしかして青空と二人か?と顔がにやけてきた。

 珍しく、コロコロでベッドやフローリングのゴミを取り始める。なにか落ち着かなかった。

 青空はどう考えているんだろう?でも、そっか、今生理中とか言ってたか。いや、何を考えているんだ、俺。

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