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2pair=4pair?  作者: 神名 信
33/132

第33話

 「ってお姉ちゃんまだ寝ているの?」

 青空は熟睡して、まだ目覚めていない。

 「じゃあ、私にもしてお兄ちゃん」

 「あ、ああ」華怜のくちびるに軽くキスをする。

 「もう、お兄ちゃんはなあ、かっこよすぎるんだよお」

 「え?そんなことはないぞ、いたって普通の高校生だ」

 「はいはい、お姉ちゃん起きて」青空を揺さぶる。

 「ん?何時?」

 「もう6時過ぎだよ、お姉ちゃん」

 「あーそっか、起きようかな、おはよう華怜」

 「おはよう、お姉ちゃん」

 「あ、湊」まだ握ってくれている手を見て、少し顔が赤くなる。

 「ん?ああ、なんとなくかな」

 3人は夕食まで、スマホをいじったり爪の手入れをしたりして時間をつぶした。

 7時になると、お母さんから声がかかり下へ降りていった。


 お父さんはなにか用事があるということで、出て行っていない。

 4人で食卓を囲んで食べる。

 昼がハンバーグカレーと重かったからか、夜は天ぷらそばにしてくれた。4人でつるつると食べる。

 「華怜、明日は何時くらいに出るの?」お母さんが聞く。

 「うーん多分12時くらいかな?」

 「じゃあ、お昼はいらないのね?」

 「うん、なしでいいよ、パパからもお金もらっちゃったし」

 「遅くなるなら連絡してね」

 「はーい」

 

 夕ご飯が終わるとまた、3人で湊の部屋に集まった。

 「3時間くらい勉強しようか?」

 「そうだね、湊。私勉強道具取ってくるね」

 「私も取ってくる」

 二人が戻ってくる間に、毛布などを片づけて勉強しやすいように整える。ついでに下へ行って2リットルのお茶も持ってきた。

 青空と華怜はおそろいのシルク風パジャマに着替えてきていた。青空が162センチ、華怜が155センチで、サイズもだいたい同じであるが、イメージカラーの違いか、寝間着に関しては貸し合ったりすることはほとんどない。

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