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2pair=4pair?  作者: 神名 信
125/132

第125話

 まだ小雨がぱらつく中、湊と青空は柳瀬家玄関前のいつものところで重なっていた。

 「湊、昨日一緒に寝たから、なんか、一人で寝るの寂しいよ」

 「ああ、そうだな、青空」

 「ねえ、キスして」

 「ああ」青空のくちびるに自分のくちびるを重ねる。

 お互いに相手のくちびるを求めあう。

 「湊のキスはいやらしくなっちゃうよ」

 「ああ、青空の体いやらしくなっているよ」キスをしながら青空の体を抱き寄せる。青空の足の間に自分の足を入れて密着する。

 「ねえ、湊、大好きだよ」

 「ああ、青空ほど綺麗な人はいないよ」

 「うそ、私より綺麗な人なんてたくさんいるよ」

 「そうかな、俺には青空がとても特別に思えるよ」

 「そうなんだ、それなら嬉しいな」

 青空の体を上から順に触っていく。青空も湊の手に敏感に反応する。

 「湊、ずるい、私のこと全部知っているから、そんなとこだめだよ」

 「青空、かわいいよ」

 「湊、私の湊、いつまでも可愛がってください」

 「そうだね、青空はいつまでも俺が可愛がってあげなきゃね」

 「湊、愛している、湊のためならなんでもするからね」

 「ん、なんか今日はえちえちだな、青空」

 「湊になら、なんでもいいんだ、だって湊だから」

 「青空の体がいやらしくなっているよ、かわいいな」

 「湊のためにいやらしくなったの、私、ねえ、何をしてもいいんだよ、私の体」

 「うん、青空、愛しているから」

 「うん、湊」

 「そろそろ帰らないとだな」

 「あ、うん、ねえ、キスして」

 2人の影が重なり、そしてしばらくして青空が玄関の中に消えていった。

 湊は青空を見送って、部屋に戻る。


 「おかえり、お兄ちゃん」

 「ただいま」

 「今日はずいぶん長かったね」

 「そうかな?まあ色々と」

 「色々かあ、私にも色々ってやつして欲しいなあ」

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