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2pair=4pair?  作者: 神名 信
123/132

第123話

 それでも湊は集中できていた。5時までの3時間半でやろうとしていた範囲はとりあえず終わらせた。

 青空もだいぶ調子よく終わったようだ。5時になったのでひとまず休憩を入れる。

 「青空はけっこう順調みたいだな」

 「かなー?湊も終わらせたみたいじゃん」

 「うん、とりあえず英語は終わりかな」

 「今回はA判定もらいたいよね、湊」

 「ああ、そうだよな、大丈夫な気もするけど」

 「お兄ちゃんとお姉ちゃんなら大丈夫だよ」

 「ああ、まあそう言ってくれるのは嬉しいけど」

 「大丈夫!英語で加点できればそこが配点高いんだから自然と伸びるでしょ」

 「おお、華怜がまともな意見を言った」

 「私はいつもまともだよ」

 「そ、そうか」

 「そうだよ」

 「じゃあ、まともついでにアイスコーヒー作ってきて、3人分」

 「全然次元が違うよ!でも、まあ私も飲みたかったから作ってくるね」

 華怜が1階に降りて冷蔵庫からアイスコーヒーを取り出し、3人分作る。ミルクの量もそれぞれの好みに応じて変えている。

 「戻ったよー」

 「おお、華怜ありがとう」

 「華怜、ありがとうね」

 「いえいえ、どうぞ飲んでください」

 グラスに入った氷が冷たくて美味しい。ついでにキッチンにあったポテチまで持ってきている。パーティー開けをしてみんなで食べる。

 休憩が終わって、また勉強を再開する。8時までやろうということになった。

 湊は日本史に取り掛かる。日本史のカードは60枚くらいだ。ただ、もう既に9割がたは終わっている。カードをペラペラとめくるがひっかかるところもない。

 5枚に1か所くらい記憶が曖昧な所が出てくるので、それを丁寧につぶしていく。どうやら青空もこの時間は日本史をやっているらしく、日本史のテキストを見ている。

 華怜は相変わらず膨大な量のテキストを読み込んでいる。初日よりもだいぶ読み込みスピードが上がっている。多分、もう仕上げの段階なのだろう。記憶したものを忘れることもない。勉強に限って言えばだが。

 3人とも順調であった。

 そのまま8時になりお風呂休憩をしようということになった。湊からシャワーを浴びにお風呂へ入る。15分くらいで終わり、部屋に戻る。

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