表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2pair=4pair?  作者: 神名 信
122/132

第122話

 青空はノートを使わずにテキストに全て書き込んでいた。小さな文字できれいに書き込む。色の使い分けもきれいだ。

 授業を受け終わると、すでにテキストにまとめられていて、後で見返す時に便利になっている。

 今日もそのテキストだけを見ている。

 2時間ほどしたところで、湊がトイレに立つ。2階のトイレへ行って、1分ほどで戻ってくる。青空のオフショルダーのシャツに目が行く。

 青空が少し恥ずかしそうに顔を赤くする。そのしぐさがさらに可愛く見える。

 青空が、きちんと勉強しなさいという目をして湊を席に着かせる。

 残り1時間はそれぞれ順調に勉強が進んだ。

 お昼の1時になったところで一旦中断してお昼を食べることにする。

 「みんなでコンビニに買いに行こう」

 「あ、そうだね、たまにはいいかも」

 「うん、そうしよう、お兄ちゃん」

 冨永家から数分歩いた所にコンビニはある。3人ともサンダルを履いてコンビニまで歩く。どれにしようか悩む。がっつり食べてもいいし、軽く食べても良かった。

 パンコーナーと総菜コーナーを見て回って、湊は回鍋肉弁当にした。青空はサンドイッチに、華怜はおにぎりと唐揚げにしたらしい。人の物を見ると美味しく見える。

 それぞれ会計を済ませて、家に戻る。湊は最後に人数分のアイスバーを買っていた。

 小雨が降る中、傘もささずに家に戻る。

 みんな、それぞれの獲物を手に食卓へ。

 お弁当とおにぎりはレンジで温める。湊から、青空と華怜にはアイスバーが支給された。

 「あ、気が利いているね、ありがとう、湊」

 「ありがと、お兄ちゃん」

 「いえいえ、これくらいだけど」

 3人それぞれに食べ始める。考えたらコンビニの食事を食べるのはあまりなかった。

 食べ終わると2階へ、華怜が洗い物ないのは助かるなどと言っていた。

 時間は1時30分だった。ここから、5時まで3時間半勉強しようということになった。

 さっきと同じ配置に戻り勉強を再開する。

 朝持ってきた麦茶はだいぶぬるくなってしまったので、下から持ってきたお茶と交換した。

 リスニングCDはご飯を食べている間もかかっていた。引き続き聴き流している。

 湊はカードを見ながら、お茶を飲む。お茶を飲むタイミングで青空の方を見る。美少女だなと思う。見ていると注意の視線が来る。その繰り返しだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ