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2pair=4pair?  作者: 神名 信
121/132

第121話

  華怜も部屋に入ってきた。

 白系のブラウスに大き目のエンジ色のネクタイ、チェック柄のミニスカートといった格好だった。

 「華怜、かわいいよ!」

 「あ、ありがとうお姉ちゃん」

 「ほんとに華怜はかわいいぞ、お人形さんみたいだ」

 「そうかな?ありがとうお兄ちゃん」

 「うちの姫は2人ともほんとうに美少女だなあ、俺は嬉しいぞ」

 「お褒め頂き光栄です」

 「大仰な言い方だなあ、青空」

 「まあ、それはそれとして勉強しなきゃだよ、湊」

 「ああ、そうだな、明日模試だからな、華怜もやるぞ」

 「はーい、ちゃんと持ってきているよ」

 「持ってきているというより、ここに置いてあるよね?俺のベッドは華怜の勉強部屋か?」

 「まあ、そうとも言うよ!」

 「言わないから」

 「細かいことでケンカしてないで、始めるよ、湊、華怜」

 「はーい」

 テーブルについて勉強を始める湊と青空。華怜はいつも通りベッドに横になって勉強を始める。

 冷蔵庫から2リットルの麦茶を持ってきたので、水分補給も大丈夫だ。

 それぞれ、麦茶を飲みながら勉強をする。今日は華怜の胸元のガードが固いので華怜のほうを見ても面白くない。逆に青空の恰好がいやらしかった。

 とりあえず、午後1時まで3時間やろうということになった。

 湊はいつも通りカード学習を始める。

 所々、マーカーや赤ペンなどを入れて、見やすくする。3時間あると思うと少しだけ色々できた。

 日本史もやりたかったが、夕方以降に取っておいて、比較的範囲が潰せていない英語の勉強を進める。8割方は理解しているのだが、まだ理解が足りないところや、暗記が追いついていないところもある。

 今朝もリスニングCDをかけていて、部屋にはそれが流れている。

 華怜はテキストの爆読みを続けている。パラパラとめくっているだけのようにみえるが、機械のように暗記していく、華怜のすごいところは、丸暗記するだけではなく、内容まで理解してしまうところだ。

 青空はテキストに書き込んだものを見直す作業をしている。

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