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2pair=4pair?  作者: 神名 信
115/132

第115話

 12時近くになると、青空と湊がご飯を作ると言ってキッチンへ向かった。湊が何か手伝おうかと言うが、部屋でじっとしていてと言われ、そのまま漫画の続きを読む。

 下から呼ばれて湊が降りていくと、食卓にはホワイトシチューとシーザーサラダ、ごはんとアイスコーヒーが置かれていた。

 「おお、めちゃくちゃ美味しそうやん」

 「今回はお姉ちゃんが主役かな?」

 「かなあ?まあ味は保証してないからね、湊」

 「まあ食べてみるよ、2人が作ったものなら大丈夫だと思うけど」

 「愛情入っているからね、湊」

 「そうだよ、2人分の愛情入りだからね」

 「じゃあ、みんなで食べよう」

 『いただきます』

 ホワイトシチューは本当に美味しかった。ニンジンやジャガイモにもきちんと火が通っていて、それでいて歯ごたえもあった。ごはんが進むような美味しさだった。

 「美味しいよ、ほんと」

 「うん、美味しいね、これは」

 「私も美味しいと思うよ、これはお姉ちゃんの傑作かも?」

 「華怜だって手伝ってくれたじゃない」

 「まあ、そうだけど」

 「2人の手料理が食べられるなんて、俺は多分幸せ者なんだよな」

 「じっくり味わって食べてね、湊」

 「ああ、そうだけど、美味しくて、箸が止まらないかも」

 「美味しそうに食べてもらえると、作っている人は嬉しいもんだよ、湊」

 食事が終わると、片づけは華怜がしてくれた。エプロン姿の華怜もかわいい。

 3人で部屋に戻る。お腹いっぱいなので、少しまったりする。

 「そういえば、夏休みの課題いつやろうか?」

 「ああ、あれね、一日徹夜してやる、毎年恒例のだよね、湊」

 「うーん、私の課題来週の月曜日に出されるやつもあるんだよね」

 「来週は火曜日から金曜日までは予備校あるから、来週の金曜日夜から土曜日にかけてやるか?」

 「うん、それでいいかもよ」

 「それだと私の課題も全部やれるから助かるよ、お兄ちゃん」

 「じゃあ、決定だな」

 「はーい」

 「今日の午後は勉強だぞー」

 「うん、2時からやろうか、湊」

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