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2pair=4pair?  作者: 神名 信
104/132

第104話

 「ねえ、」

 「ん?なんだ?」

 「ぎゅうってして」

 「あ、ああ」華怜の体を抱きしめる。

 「お兄ちゃん」湊の顔をみておねだりをする。

 「ああ」華怜のくちびるに軽くキスをする。

 「ん、お兄ちゃん大好き」華怜は本当に喜んでいるような笑顔だ。間違いなくかわいい笑顔だった。

 「ああ、そうだな」華怜の頭をなでてげる。これ以上はないというくらいに湊にくっついてくる華怜。

 「寝るよ、お兄ちゃん」

 「あ、寝ようか」

 「おやすみなさい」

 「おやすみ」


 7月22日水曜日は朝から雨が降っていた。

 「おはよう、お兄ちゃん」そう言って華怜が寝ている湊にキスをする。

 「あ、おはよう華怜、珍しいな、華怜の方が先に起きるなんて」

 「お兄ちゃんが優しいからだよ、元気をもらっているんだ」そう言って大きく伸びをする。健康な色気を感じさせる体のラインだ。

 「それならいいけど」

 「うん」パジャマを脱ぐと華怜の体にはショーツしか身につけていない。

 「朝から刺激的な光景だな」

 「あは、触ってみる?」

 「ばーか」

 「制服に着替えてくるね」

 「おう、いってらっしゃい」

 華怜が出て行くと湊も制服に着替える。

 着替え終わると、ほぼ同時に青空が入ってくる。制服姿の青空はいつもながら美しい。

 「おはよう、湊」

 「おはよう、青空」

 「朝の湊は華怜の匂いがするんだよね、ちょっとやきもちかも」

 「え?そんなものなのか?」

 「うん、やきもちやくと、ちょっと私やらしくなっちゃうかも?」

 「そうなのか?」

 「うん、ねえ、キスして」

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