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3.酒(3)


 甘露で、ありましょう?


 甘露で、ありましょうね


 **


 はて、なぜ、人は、お酒をたしなむのでしょうね


 猫は、またたび であしを転ばせ


 猿は、お酒で千鳥足でございます


 **


 お酒の魔力に気を引かれてしまう種のものであれば


 きっと、あらがえぬものでしょう


 ほんのわずかな変化を


 おおきな変化ととらえるということは


 **


 小説のなかの起承転結


 さまざまな事件をおこしましょう


 さまざまな事件がおこりましょう


 **


 ほんのわずかな変化を


 おおきな変化ととらえるということは


 **


 きっと、繊細で


 鋭敏で


 聡い、と


 いうことになりましょう



 **


 猿のように千鳥足で


 猫のようにまたたびで足をころばせ


 **


 ほんのすこしの



 ふるえる真昼の夢を


 みましょうね



 **



 真昼の夢を


 猿は千鳥足で楽しもうとするのでしょう


 それは、きっと



 あらがえぬものでありますでしょう?



 物語とは、魔力のように



 そういったもので


 ありましょう?

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