第三章の登場人物と単語帳
*こちらは第三章のネタバレを含んだ紹介となっています。一読する時は注意してください。また、少しでも綴られた世界に目を通して頂く上で、補足となれば幸いです*
~登場人物~
【日本】
・桜峰 友香
【雨喜びの幻覚】を駆使し、紘和と純の協力の下、自身の存在を頼りに優紀を追う。陸との再会を果たすが、返り討ちに会い再び逃してしまう。
・幾瀧 純
イギリスで起きた革命の全貌を把握し、新人類や自身すらも圧倒する力をみせつけた人間離れした人間。面白いことをするために暗躍する。
・天堂 紘和
最強にして日本の剣の強欲。武者修行と銘打ってイギリスにて【最果ての無剣】を用いず、新人類を駆逐する作戦に参加した。身体のスペックに見合う技量を多少身につけた。純に姿を変えたアリスに敗北をする。
・曽ヶ端 千絵
元紘和の婚約者。紘和の動向が気になり、記者という立場の大学時代の友人、瑛に後を追わせた。
・篠永 瑛
千絵の友人で純や紘和の大学の先輩。出版社に努めているが千絵にそそのかされて紘和たちを追う。チャコールドリンクはお口に召したようだった。
・九十九 陸
友香たちから逃亡し、逃亡先で事件の片棒を担ぎながら接触してくる【環状の手負蛇】。イギリスに黒い粉を持ち込んだ。
・菅原 優紀
陸の中に囚われながらも友香を【想造の観測】で保持する。
・古賀 泰平
外事第三課所属の警部。天堂家とも面識がある。戦闘能力も日本の剣に迫るものがあるらしい。
・今野 梓
外事第三課所属の警部補。泰平の部下で女性にしては身長もあり型位はいい。一般男性ぐらいなら投げ飛ばせる。
・義間
外事第三課所属の部長。
・萩尾 亮太
喫茶店ヒマツブシのオーナー。何かと密談の場として店が使われる。
・花牟礼山 彩音
友香がいたアパートの大家。旅行先で友香たちと遭遇する。何やら純に目をつけられているご様子。
【パーチャサブルピース】
・天堂 央聖
パーチャサブルピース社長。紘和の父。特に優れた戦闘能力はないが、商人としての才覚がある。
・ソフィー・コラード
パーチャサブルピースで央聖の秘書を務める。戦闘能力は高いと推察される。ヘンリーは彼女について、何かを知っているらしい。
・マーキス・ホメイニー
紛争地域を中心に傭兵業をしていた黒人。銃火器を用いたゲリラ戦を得意とする。
・ミルドレッド・ノールズ
フリーランスの暗殺業をしていた女性。あらゆる武芸で立ち回るオールマイティ。
・カレン
アメリカのスラム街で央聖が拾った元孤児。ミオスタチン関連筋肉肥大を患いつつ、力の制御を覚えず成長した故に肉弾戦を得意とする。
・茅影
情報収集を生業とする合成人。足が欲しいという理由で世界を歩く央聖と協力関係を結んでいる。
【イギリス】
・ヘンリー・カンバーバッチ
八角柱にイギリスの希望として所属。今回のイギリスの革命を仕組んだ張本人。
・ジェフ・オルフス
黒い粉を用いて新人類を生み出し、イギリスの革命の片棒を担がされた。時代が時代なら八角柱にひけをとらない才覚を持ち合わせている。
・デニス
ヘンリーの秘書。
・アリス・レイノルズ
最初の新人類。成りすましを最大限に使いこなす。純に成りすまし敗北したことで何かのキッカケを得る。
【アメリカ】
・チャールズ・アンダーソン
若きアメリカの現大統領。最凶にして【夢想の勝握】を所持している。八角柱にアメリカの正義として所属。イギリスの革命のおこぼれを獲得すべく、純と商談が成立していたようにみえる。
【ロシア】
・タチアナ
フクロウとの合成人。イギリスでロシアとのパイプ役を担う。
・ヤーコフ
タチアナ率いるロシアの合成人部隊にいた。タチアナに妙な言い間違いをされる。
・リュドミーナ
どうやら情報を統括しているように見受けられる。
【オーストラリア】
・ラクラン・ロビンソン
八角柱にオーストラリアの知恵として所属。三大兵器と呼ばれる武器を生み出している。
~単語帳~
・パーチャサブルピース
央聖が作った企業の一つ。兵力を売ることで平和を提供することを生業にしている。武器から人材まで幅広く提供する
・ラクランズ
央聖が取り扱っている商品の一つ。ラクランが製作した三大兵器の一つで高性能すぎるアンドロイド。演算処理による最適解を瞬時に導き出し、人間のような滑らかな可動が特徴
・イギリスの希望
ヘンリーが持つ一つの人間的に特化した特性。あらゆる可能性を希望という可能性で底上げできる。ただし、底上げできる幅にもムラがあり、不可能を可能にはできない
・イギリスの革命
ヘンリーによって新たな能力を授かった新人類を産み出すための実験
・新人類
人間に対してトラウマを現在の所六つのカテゴリーにわけて能力として付与させる効果のある黒い粉を投与された人間。
・未来視:自分の死が瞬時に視える。そのため、事前に死を回避することが可能。死ぬことを恐れ続けていたことが発現の要因になったとされている。
・コピー:手にした無機物を無尽蔵に増やし続けることが出来る。増やしたものは本人の意思で消失させることも可能。本物と何も変わらない再現度を誇る。物欲がトリガーとされている。
・怪力:自己の身体を強化する。複数の腕を出す、身体の一部を肥大化させるなど細分化される。あまりに身体を変異させている特異体と呼ばれる存在が確認されている。虐待に対する復讐心がトリガーとされている。
・転移:知りうる場所へ瞬時に移動させることが可能。ここへはない何処かへ逃げたいという逃避がトリガーとされている。
・幻覚:身体の特定の部位を騙す。幻視に始まり幻聴、幻嗅、幻味、幻肢と細分化されている。現実逃避がトリガーとされている。
・成りすまし。対象としたい相手のDNAを取り込むと容姿はもちろん、その身体的特性まで全てを再現できる。DNAをストックできる数は三つまでと確認はされている。ただし、記憶などまで再現されているのかは不確かであるとしか表現のしようがない。あこがれがトリガーとされる。




