第八章の登場人物と単語帳
*こちらは第八章のネタバレを含んだ紹介となっています。一読する時は注意してください。また、少しでも綴られた世界に目を通して頂く上で、補足となれば幸いです*
~登場人物~
【ヒミンサ共生国】
・天堂 紘和
蝋翼物【最果ての無剣】の所有者で異人の男性。地球の人々の安全を確保するためにヒミンサ王国を二日で侵略、占領、そして王に即位した。後に隣国へ赴き外交に似た行為をする。数日後、侵略した時とは一転、断流会の思惑により隣国から侵攻される立場になる。断流会では秤害戦力の一人として扱われている。
・エドアルト・リーシナ
元ヒミンサ王国出身の軍人の男性。階級は中佐。紘和に侵攻された時点では一週間以内に国宝級から世宝急に、中佐から少将に二階級特進している予定だった実力を持つ。ラギゲッシャ連合国との国境付近での戦争に参加中に紘和と出会い、その圧倒的強さから紘和に前もって従うことを決める。その後は紘和の側近の様に付き従っている。
・ゲリッケ
元ヒミンサ王国出身の軍人の男性。階級は中将。ラギケッシャ連合国との国境付近での戦争の指揮を取っていた一人。無名の演者への対策本部での指揮も引き続き取っていた。
・クレメンテ・ヒミンサ
元ヒミンサ王国出身の第五十七代国王。男性。紘和に元ヒミンサ国民の安全の保証を求めた上で、王位を譲渡した。
・ラーヴァル・ロージン
マンモスの合成人で異人の男性。ヒミンサ王国内で無名の演者から地球の人々を守るために奮闘しているところを紘和に助けられる。後に一時的な協定関係を結び、紘和が地球の人々を一時的に保護するために簡易的に作った基地への護送、護衛を任せられる。そこでゾルトに敗北し、ヨゼトビア共和国で看病される。
・ベンノ・ギンスター
元ヒミンサ王国に潜入していた断流会の構成員の男性。世宝級の技を見ただけで再現する技術を持つ。モラレスの前で少女を射殺し、三国戦争を引き起こす原因を作った。
【ヨゼトビア共和国】
・クリス・モラレス
ヨゼトビア共和国第四十三代大統領。男性。平和狂の異名を持つ。紘和の人格を作る上で元となったとされる人物。紘和がヒミンサ共生国を建国した翌日にコンタクトを求めてくる。後日、紘和とヨゼトビア共和国で会談を行う。その結果、協定関係を結んだが、史実上初となる大規模戦争、三国大戦が起こるきっかけとなった少女射殺の事件を皮切りにヒミンサ共生国へ侵攻することを指示した。ヨヘトカソウという花がよく見える場所が故郷である。
・レーナ・クロス
モラレスの右腕の女性。世宝級の一人。そして断流会の構成員でもある。戸塚と呼ばれることに何故か抵抗を持つ。
・ミリィ・コルボーン
ヨゼトビア共和国所属の兵士。市内に出現した無名の演者の対処をしている際にゾルトたちと遭遇、対決し敗北する。その後、周辺にいる地球の人々の回収の任を与えられゾルトを案内する。
・ゾルト・ムーア
名のある傭兵で異人の男性。バジレスクの捜索をしながらその強さを買われ、本業の傭兵としてモラレスに雇われる。ラーヴァルを倒し、地球の人々をヨゼトビア共和国に保護する。後に雇先を紘和に変更することを本人に伝えつつ、合流前にモラレスの出生に興味を持ち独自に調査を始める。
・コニー・ゴードン
兵器開発を得意とするマッドサイエンティストの異人の女性。央聖を合流するために自身の腕をゾルトに買わせ、一時的な共闘関係になる。ゾルトが紘和の元へ移動することを決めたので、それに同行する。
・オーシプ・ブリュハノフ
ゴキブリの合成人の男性。ゾルトたちと無名の演者の戦いを切り抜けるために一時的に共闘関係を結ぶ。その後、モラレスの望みが本人の、誰かの喜ぶ顔を見たいという行動欲求を刺激し、ゾルトたちから離脱、モラレスの側につく。
・ワイマン
バシレスクへの忠誠心が強く、その指示を絶対としている。現在は一人、バシレスクの捜索を続けている。
【ラギゲッシャ連合国】
・エディット・デクネール
ラギゲッシャ連合国第二十代大統領。女性。ヨナーシュに拾われ、その後自身の持つ類まれなる幸運に導かれ今の地位まで上り詰める。断流会の構成員でもある。
・ヨナーシュ・シュレフタ
エディットの右腕の男性。実力は世宝級とまで言われている。エディットを育て、護っている。
・オズワルド・マクギガン
悪のカリスマと呼ばれる男性。エディットの目の前に出現し、その悪のカリスマを生かさないかと誘われ、一時的な協力関係を結ぶ。その一方で、千絵や紘和とも手を組み、独自の計画を進めている不穏さを醸し出している。
・曽ヶ端 千絵
紘和の元婚約者の女性。紘和の力になるため、探すためにオズワルドと一時的な協力関係を結ぶ。その後、紘和がこの世界を滅ぼすと知ると、それを見極めるべく紘和の手を取らずもう暫くオズワルドの元で働くことを決意する。
・アカリ
リュドミーナの分裂体の一人の女性。各所の情報を整理するためオズワルドと協力関係を結ぶ。
・オスカル・ランキル
ランキルの知事を務める男性。ラギゲッシャ連合国の四大財閥会長の一人。
・ネラ・ガイダ
ギモーファで商人(軍事産業)をやる女性。ラギゲッシャ連合国の四大財閥会長の一人。
・ポー・ポポヤラ
ゲッカプラで商人(幅広く扱う)をやる男性。ラギゲッシャ連合国の四大財閥会長の一人。
・シャマテワオで商人(食品関連)をやる男性。ラギゲッシャ連合国の四大財閥会長の一人。
【その他】
・桜峰 友香
ザラギフド大陸に出現し、全土を瞬く間に黒いドーム状のもので包み込んでしまう。中ではアカリいわく大量虐殺が行われているらしい。
・アンナ・フェイギン
ソレクチルス大陸のニムローにいるらしい。
・リュドミーナ・チャフキン
アンナの側にいる。
・謎の男
断流会を仕切っている男性。どことなく純を彷彿とさせるが別人のようだ。
・雑貨屋
リュドミーナたちを用いた連絡手段が潰えたのと同時に紘和に接触してきた謎の男性。
~単語帳~
・創子
頭で理解していることであれば、モノさえあれば工程を無視してその場で製造、発生できるエネルギー。
・想造
創子を使って想像を現実に反映すること。
・ハーナイム
惑星の名前。
・コートリープ大陸
ハーナイムにある六つの大陸の一つ。三番目に広い面積を持つ。
・ヒミンサ共生国
コートリープ大陸南西に位置する元王国。
・ヨゼトビア共和国
コートリープ大陸北部に位置する共和国。
・ラギゲッシャ連合国
コートリープ大陸南東に位置する連合国。
・ザラキフド大陸
黒いドーム状の壁に突如として包まれてしまった。内部との連絡手段はない。
・国宝級
想造を使う人間の中でも国が認めた実力のある人間の総称。国ごとに決定できるためその選定基準は曖昧である。
・世宝級
想造を使う人間の中でも世界各国が認めた実力のある十六人の総称。選定基準は明確にある故に、選ばれた人間の実力は本物である。
・異人
ハーナイムに来た紘和たち地球から来た人間の総称。
・変異種
想造を使うことが出来る人間以外の特別な知性を持った生命体の総称。
・断流会
謎の男が中心となり、秤外戦力を何かしらの方法で止めると同時に世界の崩壊を防ぐために発足した組織。世界の崩壊に結びつくことが予言書の様にまとめられ、実際にその通りに史実が動いているため、妄想や虚言ではないとされ、活動が活発になっている。
・秤外戦力
紘和を始め、六人存在するいわゆる危険人物。