2話 ギルド作った
取り合えずギルドを作ったら、私達姉妹と同じくゲーム世界に入ってしまったらしい人が沢山きた。
モブが多いのでエリア別けは、まあ普通にキャラビジュアルで選別した。
管理するビジュアルを二つに分けた。妹のとこには美女。私はイケメンを担当。
べっべつに、女王様になりたいわけじゃなくて、妹にネットゲー野郎を近づけたくないだけなんだからね。
しかたなくイケメンを監視するだけなんだからね。
まあ私は、中身が女でも、かまわず愛でちまうんだけどね(視るだけ)
「ねえカオス姉上、私達ここから出られるかな?」
「知らね。別になるようになれって感じ」
「もしかしてこれはよくあるゲームの世界の住民になったパターン!?」
「ないない。一応食事は普通だしさ(ゲームの住民化とか物理的に考えてあるわけねー)
まだ誰かがゲーム世界に似せて作った世界に隔離して私たちを観察してグヘヘヘェしてるほうがわかる」
「でもさ、なんでビジュアルがゲームキャラなの?」
「……きっと退屈な神様がゲーム世界にクリソツに作った異世界に飛ばしたとかそんなもんでしょ。そんで選ばれたし主人公たるオーラを放つ私がなんやかんやするとか」
「ちょ!フワフワしてる上に物理どこいった!?」
――――――
「あー5/12ファイブトゥエルブのキャルビー提携ポテチうめーわ。アッチじゃ金無くて買えなかったゲームと本体を楽々買えたわでもうこの世界に骨うずめてもいいわ」
でも母上と婆ちゃんに会えなくなったのは寂しいなあ。
「ふと思うんだけど再現VTRで男子に告白してフッて、女子の友人がウダウダ言うアレってバッカジャネーノって思うんだけど」
「いっいきなりどうしたの?」
「なんか私って、俺モテのマコッチみたいな意識高い系ボッチ生活をしていたわけじゃん?」
「そうだね」
「だからイジメられたことはないけど、ドラマとか漫画で主人公が酷い目にあってるのはムシャクシャするんだよね」
「ああ、うん。それはわかるよ」
「そういう一言で言えばクソクズウザイゴミカス共をギッタンギッタンのバッキボキのボッコボッコにしてやりたいという抑えられない殺戮衝動とメサイア心があるの」
「よし、医者いこう!」
――――――
「残念ですが正常です」
「なんで!?」
「ほら、チャイコパチュでいうメンザイタイシツみたいな?
それに私って笑顔で人を刺すようなイカれた奴じゃないからね」
「そうだった。考え方はまともじゃないけどまだマシなレベルだね!」