16 カオスは憤怒した/魔王がきた
「あーマンネリ、なんか起きろ。そろそろなにかイベントいれて盛り上げろよ女神様」カオスは、ゴロゴした。
「今日もただシチュー食べるだけの一日が始まりますよー」グロスは、シチゥ煮た。
「お姉ちゃんたいへんだよ!」リリスは、ドアバした。
「お!?」
カオスはなんだかわくわくすっぞ。
「実は……」
――――――
ギルドの男女がこっそりカップルになりやがったとリリスがいう。
「ほっときな、別に飽きたしどうでもいいよ。モブだったし」
公然でイチャイチャするカップル。
「部屋から出るな」
カオスは憤怒した。
―――――――
「クソガアアアアアアアア」
カオスは怒りのあまりギルドから飛び出した。
(ムカつくから誰か殴ろう)
「フハハハハ」
「んだこのや……!?」
うほっ。イケメンである。いかにも魔王である。
「貴様、最近ギルドを作ったというカオス=グラデウスだな」
―――――
「……誰よあんた」
と、お決まりの台詞をいうが、どうみても奴は魔王。
しかも私の名前を間違えている。
マスター・オブ・カオス・グランドアだというのに!
「余は魔王・ヴィヴィ・バンバァだ!!」
くそだせえ。
「なっなに……魔王だって!?」
「どうだおそれおののいたか!」
ふん、どうせリリスがなんとかしてくれる。っていないんだった!!
「いや、でも全然怖くないよイケメンだし」
「豪華なる業火にて、その命を終らせよ<ゴールデン・ウィークエンド>」
―――魔王は森を発火させた。
「これでも怖くないか?」
「かっけー」
まあなんとかなるっしょ。
「さあ余と戦え勇者よ!!」
「私はイケメンは殴らない。わかったらさっさと知に帰って玉座でガチの勇者を待ってなよ」
「……なんだ。お前勇者ではないのか」
「私を誰だと思ってんだカオス様だぞ。むしろどのへんが勇者と間違うんだよっつーの」
「……なんかすまん。余は帰る」
「あ、待ってよ魔王!」
「――?なんだ余に惚れたか?」
「火消してから帰ってよ」
「あ、やべっ」
―――
「もし勇者が来てピンチになったら私をよんで!」
「なぜだ」
「ちょーしこいてる主人公きどりの勘違い勇者をボコるのが私の快感だから」
「わかった(こいつやべえ)」




