光が差すと
空は曇り 雲が早い
また天気は荒れるかも知れない
いくら雲が厚くても
お天道様が昇れば
雲に遮られながらでも 世界は明るい
時の流れも 日の光もあまねく平等
日の光に恵みを感じる者もいれば
頭や胸を灼かれて空っぽになる者もいる
星や月の夜を愛する者もいる
一体どこが違うのかは判らない
日差しは 影を作る
日差しが強ければ強いほど影は濃くなる
曇っていれば影は薄い
お天道様が昇らなれれば
影のことなど 誰も知らない
光が眩しく白く大地を灼くほどに
影もまた濃く黒く大地に写る
正しい主張と正比例して
影の主張も現れる
何故なら影は光の分身 離れられない