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序幕~孤高な男~

 その人は孤高な人。

 常に心の内を隠し、曖昧に、哀しみを帯びて、ゆったり笑う。

 他人に決して心を許さない。

 孤高な男。

 心の酷く歪んだ男。

 ――騙す、男。


 私は高校一年の春、隣に引っ越して来た、その男を好きになった。

 だが、私と彼の接点は住んでるマンションが隣り合わせという事というくらい。クラスも別だし、たまたまマンション内ですれ違った時しか挨拶もしない関係。


 今日もまた彼は嘘の仮面を被り、学校を、日常を過ごしている。

 教室に居る時、外を歩いている時。

 全ての場所で誰かと話している時も、彼は笑っていない。

 心の奥で、嗤っているだけ。


 知りたい。彼を、西園君を知りたい。

 そんな彼を何故、私が彼を好きになったか――?

 それは、この話しからしなければならないわ。

 高校に入学してから間もない、桜が咲いている時期の話しから――。


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