始まりは大体こんな感じpart3
「お兄ちゃーん♪」
咲夜は手を後ろに組俺の顔をのぞき込む形で言う
「お兄ちゃんお兄ちゃん♪今日帰りに買い物付き合ってよ~っ!」
「買い物ぐらい一人で行けるだろ」
「えーえーやだよっ!ヤダヤダー!」
子供みたいに泣くなよぉ、なんて思ってる俺の後ろから夏恋が首を傾げながら
「なになにぃー??タッキー、とうとうシスコンにお目覚めに??」
「そだょ♪」
「違うわっ!おまえは何言ってんだよ!」
「うわータッキーいくら童貞卒業したいからって妹とやるのはどすかとっ」
いや、ちゃうから!!
何なんだこの生々しい女子トークは!
だから女の子の下ネタはやだ!
だか夕姫はまだ童貞なので女子の下ネタの生々しさはこんなものではないと知らない
「夏恋ちゃん!今日お兄ちゃんとキスしたんだよぉー♪良いでしょ!」
夏恋ちゃんもどぉ~?と言った感じ言っている、でもまぁ、あの夏恋がこの破天荒なノリについてこれるはずがないな。俺は知ってるんだよ!
「えー、ヤダよ汚い」
そこまでいう!?
流石に傷つきますよ!ズタボロですよ!
「えー、そんなに汚くないょー、ちょっと臭うだけだよぉー」
妹よ、
むしろ傷つく。
誰か助けてぇー
「タッキー臭いのかっ!?」
夏恋、その驚き方は良くないよ。
さらに傷口をえぐるだけだよ。
気づいて。そしてもうこの話はやめて下さい。
半べそかきそうな俺は逃げることにした。
「そんなことより、もうそろそろ授業始まるぜ」
話を切り上げるようにいう
「じゃー俺もう行くわ」
「えーもう行くの~?」
「じゃーのー、シスコンもほとんどになぁー」
完全に夏恋にシスコン扱いされてることをどうにかしたい夕姫だった。