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3-2

圭人は手の臭いを嗅ぎながら来た。



「取れたと思うけど、どう?」



彰太は急に差し出された圭人の左手にドキッとする。



「え、ああ……」



両手でそっと掴み、鼻先へ持ってくる。



柔らかい手から石鹸の香りがした。



「臭くないよ」



「よかった。ちゃんと手入れしてたんだけどなー、最近臭うようになっちゃった」



圭人はじゃがりこをつまんだ。



「下手くそだからだろ。俺のは全然そうならないもん」



彰太はテレビゲームを起動した。



「コントローラー、兄貴のと合わせて二個あるけど、やる?」



「何のゲーム?」



「いろいろ」



彰太は段ボール箱を引っ張り出した。



中には数十種類のゲームソフトが入っていた。



RPGからカーレース、プロレスまで幅広い。



圭人はやはり、野球のゲームを選んだ。



オープニングも飛ばさずにしっかりと見て、二人はそれで遊び始めた。

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