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須藤美紀

短編を書いたら短編じゃなくなってしまった話。

一本一本は短め。(長いのもあり)

最初の方は自己紹介なので、誰が誰だか覚えてて下さいな。


ほいっ、ミニクロワッサン一丁!


† This is my memories of... † 


By MIKI



私、須藤美紀。16歳の高校一年生。

簡単に言うなら、思春期真っ只中の純真無垢な女の子。……ごめん、やっぱなし。


家は自営店でパン屋をやってる。

私の生まれた時からそれは変わってない。

なんでも父さんの子供の頃からの夢だったらしく、母さんと結婚した時に二人で一緒に創めたそうだ。

近所の評判はまあまあ。客は多くはないけど少なくもない、と思う。

学校から帰ってくると売れ残ったパンが食べられるのは、正直ありがたかったりする。


最近、最悪最低なことがあった。


父さんが捨て犬ならぬ捨て人を拾ってきた……って言ったら信じる?

でも事実。アイツはここに居付いてる。居候とか、なに? マジ信じらんない。


最悪なのはそのことで、最低なのはそれが親公認ってこと。


普通はない。そんなこと、ありえない。

アイツは男で、行き倒れてて、何処の誰とも知れない、そんな怪しいヤツなんだよ!?


……ずっと前に一度だけ、父さんが子犬を一匹拾ってきたことがある。


名前はチェリー。新しくやってきた家族に、私が可愛い名前をくれてやった。

それは良い。懐かしい思い出である。

だけどもオッサン。人は拾うなよ、人は……!


自分で言うのも何だけど、私は多感なお年頃なんじゃないのか?

そんな娘がいる家に、何で知らない男が居候することになるの?

おかしいだろ? 危ないだろ? まさか私を愛していないのか?

父さんは一体何を考えてるの? 母さんも何故止めなかったの?

まだ9才の弟もいるんだよ? あと、何でお前は行き倒れてる?


…………止めとこう。なんか収集が着かなくなってきた。


とにかく! 


私はまだまだ学生で、親の言う事には逆らえなくて。(逆らったけど)

こうなったらグレてやる!

とか、思ったり思わなかったりする今日この頃――――。





オッサンは嫌い。

母さんも同罪だ。

弟は普通にいい子。優しい姉でありたいと思う。

居候はいつか絞める。

チェリーは好きだからね。





今日も私はメランコリー。


朝起きて、顔を洗って、歯を磨いて、朝食にはパンを食べる。

両親は朝4時から店の準備を始めているらしい。

私には関係ない……ってか、そんな時間に起きるのは無理だ。

7時過ぎにベッドを離れて、残った時間は身支度に勤しむ。

最後に鏡を見てチェックして……うん、今日の私も決まってる……!


だけど私はメランコリック。


理由は山のようにある。だけど一番はアイツ・・・

居候の存在が重たい重石のように私の心に蓋をする。

アイツがいるせいで私の心はうまく開かない。たぶん、なんかそんな感じ。


今日も気だるい足音を立てながら、私は一階への階段を下る。


「美紀か、おはよー」

「お姉ちゃん、もう行くの?」


今日も今日とて、それは日常になりつつあった。

父さんと母さんは店の奥にいるのだろう。

昨日と同じように、私は立ち止まらずにそのまま進んでいく。


「何言ってんの、いつも通りでしょ? じゃあね颯太、あんたも遅れないようにしなさいよ」

「「いってらっしゃ~い♪」」

「……んー」


何だかわからない音だけ発して。

鈴を鳴らして外に出る。

日差しは少し蒸し暑かった。



『次回はアイツ、アイツの話よ』

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