表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/33

胡散臭い医者が来た

前回のダイジェスト

主人公は病人!以上!

長めの茶色い髪を後ろでくくり、大きなまるメガネが特徴の女が来た。身長はやや低めで160ちょっとだろう。手には四角い学生カバンのようなものを持っている。面識がないのでおそらく村の外からやってきたのだろう。

「あーたが、リート・シルヴァニアだな(と指さす)」

「ちょっと、何なのよあんた!いきなり家に入ってきて!」

後ろからやってきた家政婦はそういった。どうやら、正式な来客…ではないようだな。

「うるさい!あんたは何もするなよ。下手な真似したらこいつを殺す。」

…はい?

…ぉぃおい待て待て!いきなり展開がハードすぎんだろ!

「まさか、あんたお坊ちゃんを人質に身代金を要求するでもいうのですか!」

家政婦の顔はみるみる青ざめていく、もうすでに戦意(?)は喪失しかけていたが

「いったんあんたは黙って寝とけ。睡眠魔法、フォウルナー」

すると、さっきまで喚いていた家政婦は完全に倒れこんで寝てしまった。

先ほどまでの騒ぎはどこへ行ったのやら、家はいつもの静寂につつまれた。

「まったく、のどかな村にこういう騒動は似合わないというのに…」



お 前 が 言 う な



100%お前が悪い。しかし、まったく悪びれる様子はなく、再びこちらを向いて

「あーたが、リート・シルヴァニアだろ!。さっきこいつに言ったら違うって言ってたしな!」

とどや顔で言うのである。ところでいったい何を誇りたいのでしょうか?

「私はロージア・メディカ(以下メディカ)。かつては『神の遣い』とも称されたあの医学の天才のロージア・イプスの昆孫(こんそー)(6代後)である!」

「ロージア・イプス⁉。それって、あれだよな。俺たちの平均寿命を10年延ばしたと呼ばれる医学の神であり、医者としても天才であった…」

「そう、それ。そーで、私もその血を受け継いで医者である。つまり、私は医者として病人のあんたを()()()()()()()



……


………うっっさんくせー!

イプスの子孫⁉ そもそも、イプスに子供がいるなんて聞いたことないぞ。それともあれか?薬とかの訪問販売か?…いや、それならもう少しましな嘘つくよな…


…後にこのいかにも怪しげな医者と共にリートは旅をすることになるとは、この時の彼は知る由もなかった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ