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花の咲く頃
月が綺麗でした。
見上げるとそこにはあなたが見ていた月が煌めいています。
季節はもう秋だというのに、昼間に照りつける太陽は、私の身を焦がすようで、夜だというのに熱くなってしまった身体が冷めません。
いつの頃からか忘れてしまったかのように。どこか夢物語のようで、ありえないと口を塞ぎ、心の奥にしまい込んでいた気持ちが、どうしてだか、今頃になって溢れだしているのです。
あなたに会いたい。
あの時聞いた優しい声にもう一度包まれてみたい。
私はいま、そんなふうに思っています。
いつかまた会える日を思うと、何処からか力が湧いてきて、毎日を楽しく過ごしています。
大好きです。