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もう一人の私  作者: みい
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面接の日に

スマホの目覚まし時計を止める。夜更かししていたのか、二度寝してしまい、時刻は8時。天気晴れ。桜のつぼみが膨らみ始める頃。朝食は、いつも食パンとカフェオレ。食べて、のんびりしてたら、遅刻遅刻~。今日は、面接日。スーツ姿に変身。前より体重が増えたのだろうか。少しお腹周りが苦しいように感じられる。ヘアスタイルはおでこを出して、寝ぐせをブロー。薄めのナチュラルメイク。きっと面接官はナチュラルが好印象って、どこかのマニュアルでみたことがある。身だしなみ完了。勢いよくドアを開けて階段を下りる。今までオフィスワークばかりだった私、初めて介護の仕事をすると決めて、一層、意気込みを強くしていた。自宅から車で20分、新築の施設が目の前に飛び込んできた。面接時間10分前。○○老人ホーム...。駐車場から施設の玄関に向かう。やや緊張ぎみの私は、足元ふらつきながら、チャイムを鳴らした。玄関前は観葉植物が置かれている。手入れが行き届いていないようで、枯れ葉が残っている。しばらくすると、事務員らしき女性が出てきた。愛想笑いの事務員が

「面接の方ですか?こちらえ、どうぞ。」

緊張で震える声で、私は、

「はい、○○です。よろしくお願いします」

静まり返っている施設におそるおそる入室。

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